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和歌山県日高郡日高川町で農業を営みながら日本中の生産者50件以上と毎年物々交換している藏光俊輔さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。
藏光俊輔(くらみつ しゅんすけ)/1979年、日高川町松瀬生まれ。京都大学農学部卒。卒論は「直接支払い制度について」。東京で着物の販売を3年間したあと、京都本社に勤務。その後、32歳で脱サラUターン実家就農。現在は、温州みかん(ゆらわせみかん)50a、晩柑類60a(ハッサク、甘夏、ポンカン等)、南高梅100a、施設栽培30a(せとか、アボカド)を栽培している。
小学校の頃、農家をしていた父親が夏休みに毎日川に泳ぎに連れ出してくれ、「毎日お昼に川に泳ぎに行けるなんて農家ってなんていい仕事なんだ!」という農家に対するとてもポジティブな感覚を持った。大学入学当初は大学教授になってより未開の熱帯雨林地域に行って研究しようと思っていた。しかし、県外に出て初めて一般に流通しているみかんが実家で食べていたものと全く違うことに衝撃を受け、農家になると決める。社会経験を積むために一旦はサラリーマンをしたが、30歳を機に結婚。都会生まれ都会育ちの妻も一緒に農業をすることを決め、地元和歌山に帰ってきた。
消費者に直接作物を届けるため、「小農でいく」と決めている。両親と妻、4人の家族経営。藏光農園は「知っていることが自慢になる」農園を目指す。妻が書いている農園ブログは7年間毎日更新中。また、藏光さん自身もインスタグラム・FB等でほぼ毎日配信をしている。来園も大歓迎。
味が大事だと考えているので、自分の柑橘が本当に美味しいのか確かめるべく、東京のミシュランガイド掲載レストランなどへの営業を積極的に行っている。現在三つ星3軒、二つ星4軒、一つ星7軒、で味が認められメニューに使われている。最強のレストランと深く濃く付き合うのがブランディング戦略のひとつ。これまで法人しかできなかったミカンの機能性表示を個人で初めて実現。
地域から人がいなくなると、例えば小学校や病院がなくなってしまうかもしれず、そうなると地域の維持が難しくなる。そんな危機感から、手遅れになる前に自分で考えて農業ができる人、それで独立できる人を増やしたいと、地元独立「起農」型研修制度を始める。2年間の研修期間で農業と販売という二本柱で人材を育てていくのが目標。現在一名研修中、来年四月に独立予定。
藏光さんは収穫した作物を、積極的に全国の農家とつながり物々交換を行なっている。その数、年間50件。農家だけじゃなく、都会のスイーツ店ともつながることで、田舎にいながら都市とのつながりを保っている。田舎で5日働いて都会で2日過ごす、というライフスタイルがあってもいいと思っている。物々交換革命によって、農業をリブランディングし、資本家にこびを売らない一次産業の復権を目論む。
ーーー
ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。
「高橋博之の歩くラジオ」では、あらゆる角度から社会についての議論が交わされ、心に響く言葉が生まれています。自分の“生きる“日々を振り返って、ちょっと立ち止まって考えたり、背中を押してもらったり。このラジオが、そんなきっかけになることを願っています。
「高橋博之の歩くラジオ」はポケマル公式Facebookページ、YouTubeチャンネルでも日々配信中です!
和歌山県日高郡日高川町で農業を営みながら日本中の生産者50件以上と毎年物々交換している藏光俊輔さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。
藏光俊輔(くらみつ しゅんすけ)/1979年、日高川町松瀬生まれ。京都大学農学部卒。卒論は「直接支払い制度について」。東京で着物の販売を3年間したあと、京都本社に勤務。その後、32歳で脱サラUターン実家就農。現在は、温州みかん(ゆらわせみかん)50a、晩柑類60a(ハッサク、甘夏、ポンカン等)、南高梅100a、施設栽培30a(せとか、アボカド)を栽培している。
小学校の頃、農家をしていた父親が夏休みに毎日川に泳ぎに連れ出してくれ、「毎日お昼に川に泳ぎに行けるなんて農家ってなんていい仕事なんだ!」という農家に対するとてもポジティブな感覚を持った。大学入学当初は大学教授になってより未開の熱帯雨林地域に行って研究しようと思っていた。しかし、県外に出て初めて一般に流通しているみかんが実家で食べていたものと全く違うことに衝撃を受け、農家になると決める。社会経験を積むために一旦はサラリーマンをしたが、30歳を機に結婚。都会生まれ都会育ちの妻も一緒に農業をすることを決め、地元和歌山に帰ってきた。
消費者に直接作物を届けるため、「小農でいく」と決めている。両親と妻、4人の家族経営。藏光農園は「知っていることが自慢になる」農園を目指す。妻が書いている農園ブログは7年間毎日更新中。また、藏光さん自身もインスタグラム・FB等でほぼ毎日配信をしている。来園も大歓迎。
味が大事だと考えているので、自分の柑橘が本当に美味しいのか確かめるべく、東京のミシュランガイド掲載レストランなどへの営業を積極的に行っている。現在三つ星3軒、二つ星4軒、一つ星7軒、で味が認められメニューに使われている。最強のレストランと深く濃く付き合うのがブランディング戦略のひとつ。これまで法人しかできなかったミカンの機能性表示を個人で初めて実現。
地域から人がいなくなると、例えば小学校や病院がなくなってしまうかもしれず、そうなると地域の維持が難しくなる。そんな危機感から、手遅れになる前に自分で考えて農業ができる人、それで独立できる人を増やしたいと、地元独立「起農」型研修制度を始める。2年間の研修期間で農業と販売という二本柱で人材を育てていくのが目標。現在一名研修中、来年四月に独立予定。
藏光さんは収穫した作物を、積極的に全国の農家とつながり物々交換を行なっている。その数、年間50件。農家だけじゃなく、都会のスイーツ店ともつながることで、田舎にいながら都市とのつながりを保っている。田舎で5日働いて都会で2日過ごす、というライフスタイルがあってもいいと思っている。物々交換革命によって、農業をリブランディングし、資本家にこびを売らない一次産業の復権を目論む。
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ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。
「高橋博之の歩くラジオ」では、あらゆる角度から社会についての議論が交わされ、心に響く言葉が生まれています。自分の“生きる“日々を振り返って、ちょっと立ち止まって考えたり、背中を押してもらったり。このラジオが、そんなきっかけになることを願っています。
「高橋博之の歩くラジオ」はポケマル公式Facebookページ、YouTubeチャンネルでも日々配信中です!
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