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高橋博之の歩くラジオ#247|ゲスト:栗林志樹(東京大学経済学部経営学科3年生/青空留学一期生)


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青空留学で秋田県にかほ市の底引き網漁師の元に弟子入りした東京大学経済学部3年の栗林志樹さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。

栗林志樹/2001年、兵庫県明石市出身。東京大学経済学部経営学科3年生、青空留学一期生。

なぜ、青空留学に応募したか。理由はふたつある。

一つ目は、日本という国やそこに暮らす人々をより深く見たいから。私は将来日本をより魅力的な国にする活動をしたいと考えている。その軸で今就職活動を進めているのだが、翻って人生を振り返った時に人との交流という点でとても狭い範囲で生きてきたことに気づいた。私は関西の都市圏出身で私立の男子校から東大に進学したため、周囲の人間は皆自分と似た背景を持つ人ばかりだったと感じている。今回青空留学に参加して自分と全く違う背景を生きてきた方の話を聞いてその人が生業としていることを体で感じたいと思っている。

二つ目は魚が好きだからだ。瀬戸内海の港町出身であるため幼少期から魚を食べて育ってきた。しかし、どのようにしてその魚が自分の元に着いているのか考えたことがあまりなかった。この青空留学でその生産という部分を体験し自分が消費しているものの価値を考え直したい。

現在、青空留学の前半戦終了。留学先は、秋田県にかほ市の底引き網漁師、佐藤栄次郎さん。秋田県最年少船長、26歳。2回目の現地研修は5泊6日の予定だったが、栄治郎さんに魅せられ、そのまま居残り、3週間滞在。「まずは船に乗ってみろ。いろんな悩みはどうでもよくなる」と言われたことが印象に残っている。実際、自分は何がやりたいのか、生きるリアリティを充足するにはどうすればいいのか悩んでいたが、霧が晴れそうな手応えを感じている。

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ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。

「高橋博之の歩くラジオ」では、あらゆる角度から社会についての議論が交わされ、心に響く言葉が生まれています。自分の“生きる“日々を振り返って、ちょっと立ち止まって考えたり、背中を押してもらったり。このラジオが、そんなきっかけになることを願っています。

※こちらのエピソードは、過去にポケットマルシェ公式Youtube/Facebookにてライブ配信されたものです。

「高橋博之の歩くラジオ」の最新収録エピソードは、Voicyにて絶賛配信中!

https://voicy.jp/channel/3070

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