
Sign up to save your podcasts
Or


≪トーク①:關渡秘境花海≫
日本では“花の季節”と言えば「春」をイメージする人が多いと思いますが、台湾では「春」とともに、意外とこの時期、10月、11月の「秋」をイメージする人も多いんです。というのも、台湾ではこの時期、様々な場所で花のイベントが行われるからなんです。ちょうど台湾北部・台北市の士林官邸の菊展が行われる時期でもありますし、川の近くにはコスモス畑がきれいな花を咲かせています。また、中部・台中市の「新社花海」では、毎年この時期に普段は農産物の種や苗などの改良繁殖場として研究や栽培がおこなわれている場所が無料で公開されますので、この時期も“花の季節”なんです。
台湾の長い夏も終わって、外に出かけるのにはいい気候ですので、この時期は多くの人が花のきれいなスポットに集まります。
“花畑”というと、ちょっと交通が不便なところにある場合が多いので、花の時期のイベント開催期間中は最寄りの駅から会場までのシャトルバスを運行していたりしますが、それでも旅のスケジュールに組み込むにはちょっと厳しいかな…という感じかもしれませんね。でも、遠くまで行かずとも、台北にも人気の花畑があるんですよ。
そんな台北の人気の花畑の一つが、台北市の北部、温泉で有名な北投区の「關渡」にある「關渡秘境花海」─。“花海”とはつまり“花畑”のことです。また名前に“秘境”という文字が入っていますが、まさに、台北市内にもこんな場所があったなんて!と思うような広大な、そしてきれいな花畑ですよ。
この「關渡秘境花海」は、台北市と農家の方々が協力して、2018年から始まった比較的新しいイベントで、今年が3年目。ここは元々農地ですが、毎年8月から12月になると、“再生稲”と呼ばれる稲を植えて土地を活性化させていました。そこで、台北市は地主さんと農家の方々に9月から11月を“緑肥景観作物”を植えてはどうかとしました。
そして、今ではコスモスやキバナコスモス、ヒャクニチソウ、ひまわりなど、色とりどりの花が大地をキャンバスに素敵な絵を描いています。1年目の2018年は1.71ヘクタールだった「關渡秘境花海」も、今年2020年は4.38ヘクタールにまで拡大しています。
もし、秋に台湾を訪れる機会がありましたら、この「關渡秘境花海」にも足を運んでみてくださいね。自然の風と、その風に揺られる花たちを楽しみながら、のんびりと過ごしたくなりますよ。
≪トーク②:關渡宮~サイクリングロード~關渡大橋≫
そしてこの「關渡」の楽しみは、この「關渡秘境花海」だけではありません。
台北新交通システムMRT(台北メトロ)レッドラインの「關渡」駅から南に10分ほど歩いたところに「關渡宮」という道教の廟があります。ここは、1712年に建てられた廟で、航海の安全を守る女神“媽祖”を祀っているのですが、“台湾北部で最古の媽祖廟”とされています。「關渡宮」の本殿の中と外の石壁、石柱、石獅子には細かな彫刻がされているんですが、これは歴史的な物語が彫られているそうで、とても壮観です。台北市内ではなかなか見ることのない規模の廟で、時代とともに改修や、造営をしていますが、荘厳な造りとなっています。
その造営されたものの一つ、廟を正面に右側には「古佛洞」という全長103メートルの長いトンネルのような廊下があります。その長いトンネルの壁面に細かく掘られた神様たちがまるで美術館の絵画のように並んでいます。また、石臼のようなものに丸い石が乗ったものがあって、それを撫でるとご利益があると、そこを通る人みんなが撫でていきます。そして奥には千手千眼観音菩薩が、そして数々の神様が祀られています。媽祖だけでなく、様々な神様が祀られていることから、一度の参拝で多くのご利益が得られると、台北市内の名刹、「龍山寺」と並ぶパワースポットと言われています。
「關渡宮」へのアクセスは、台北メトロレッドライン「關渡宮」駅下車、徒歩10分ですが、この辺りは河も近く、自然も豊か、そしてサイクリングロードも整備されているので、自転車を借りてあちこち走ってみるのもおススメです。駅前にレンタサイクルUbikeのステーションもありますし、レンタサイクルのお店もあります。ちょっとゆっくり半日から1日かけて自転車で回ろうかなという場合は、お店で借りるほうが、半日いくら、一日いくらという料金体系になっているので細かな時間を気にせず使えますよ。
この「關渡宮」近くは、淡水河と基隆河がちょうど交わる場所。このあたりから、台北メトロレッドラインの「紅樹林」駅にかけての一帯は淡水河が海に流れ込む沼地で、マングローブやアシがたくさん生えています。駅の名前の「紅樹林」とは中国語で“マングローブ”のことなんですよ。また、野鳥たちもたくさん集まる場所ですので、珍しい鳥を見かけることができるかもしれませんよ。川沿いのサイクリングロードを北上していくといろんな自然も楽しめます。
個人的におススメなのは、まっすぐそのまま北上するのではなく、お天気のいい日は夕方、「關渡大橋」を渡ってみてください。橋自体は真っ赤な、結構長い大きな橋ですので、ちょっと体力がいりますが、橋の上の歩道からの夕日はとってもきれいで、自転車でちょっと疲れていてもなんだか元気をもらえますよ。そして橋を渡り切って、淡水河の対岸の道を北上して「八里」に向かってもいいですし、ちょっと休憩した後、また「關渡」側に戻って、「紅樹林」を目指してもいいですよ。
台北の北部というと、「北投」や「淡水」はガイドブックによく載っていて有名ですので、行ったことあるという方も多いと思いますが、「關渡」エリアは、台北市内にもこんなところがあるんだ!と新たな発見ができる素敵な場所ですよ。花畑が楽しめたり、サイクリングすることを考えると「秋」がおススメですが、「關渡宮」や湿地などの自然は、季節を問わずおススメです。また旅行が解禁になりましたら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
≪トーク③:台湾の防疫対策≫
11月もあとわずか。台湾も「花の季節」から、いよいよ本格的に寒くなってきます。私もマスクだけでなく、手首、足首、首といった“3つの首”を温かくするように心がけていますが、皆さんも寒さやウイルスに負けないよう温かくして過ごしてください。
(編集:中野理絵/王淑卿)
By 中野 理絵, Rti≪トーク①:關渡秘境花海≫
日本では“花の季節”と言えば「春」をイメージする人が多いと思いますが、台湾では「春」とともに、意外とこの時期、10月、11月の「秋」をイメージする人も多いんです。というのも、台湾ではこの時期、様々な場所で花のイベントが行われるからなんです。ちょうど台湾北部・台北市の士林官邸の菊展が行われる時期でもありますし、川の近くにはコスモス畑がきれいな花を咲かせています。また、中部・台中市の「新社花海」では、毎年この時期に普段は農産物の種や苗などの改良繁殖場として研究や栽培がおこなわれている場所が無料で公開されますので、この時期も“花の季節”なんです。
台湾の長い夏も終わって、外に出かけるのにはいい気候ですので、この時期は多くの人が花のきれいなスポットに集まります。
“花畑”というと、ちょっと交通が不便なところにある場合が多いので、花の時期のイベント開催期間中は最寄りの駅から会場までのシャトルバスを運行していたりしますが、それでも旅のスケジュールに組み込むにはちょっと厳しいかな…という感じかもしれませんね。でも、遠くまで行かずとも、台北にも人気の花畑があるんですよ。
そんな台北の人気の花畑の一つが、台北市の北部、温泉で有名な北投区の「關渡」にある「關渡秘境花海」─。“花海”とはつまり“花畑”のことです。また名前に“秘境”という文字が入っていますが、まさに、台北市内にもこんな場所があったなんて!と思うような広大な、そしてきれいな花畑ですよ。
この「關渡秘境花海」は、台北市と農家の方々が協力して、2018年から始まった比較的新しいイベントで、今年が3年目。ここは元々農地ですが、毎年8月から12月になると、“再生稲”と呼ばれる稲を植えて土地を活性化させていました。そこで、台北市は地主さんと農家の方々に9月から11月を“緑肥景観作物”を植えてはどうかとしました。
そして、今ではコスモスやキバナコスモス、ヒャクニチソウ、ひまわりなど、色とりどりの花が大地をキャンバスに素敵な絵を描いています。1年目の2018年は1.71ヘクタールだった「關渡秘境花海」も、今年2020年は4.38ヘクタールにまで拡大しています。
もし、秋に台湾を訪れる機会がありましたら、この「關渡秘境花海」にも足を運んでみてくださいね。自然の風と、その風に揺られる花たちを楽しみながら、のんびりと過ごしたくなりますよ。
≪トーク②:關渡宮~サイクリングロード~關渡大橋≫
そしてこの「關渡」の楽しみは、この「關渡秘境花海」だけではありません。
台北新交通システムMRT(台北メトロ)レッドラインの「關渡」駅から南に10分ほど歩いたところに「關渡宮」という道教の廟があります。ここは、1712年に建てられた廟で、航海の安全を守る女神“媽祖”を祀っているのですが、“台湾北部で最古の媽祖廟”とされています。「關渡宮」の本殿の中と外の石壁、石柱、石獅子には細かな彫刻がされているんですが、これは歴史的な物語が彫られているそうで、とても壮観です。台北市内ではなかなか見ることのない規模の廟で、時代とともに改修や、造営をしていますが、荘厳な造りとなっています。
その造営されたものの一つ、廟を正面に右側には「古佛洞」という全長103メートルの長いトンネルのような廊下があります。その長いトンネルの壁面に細かく掘られた神様たちがまるで美術館の絵画のように並んでいます。また、石臼のようなものに丸い石が乗ったものがあって、それを撫でるとご利益があると、そこを通る人みんなが撫でていきます。そして奥には千手千眼観音菩薩が、そして数々の神様が祀られています。媽祖だけでなく、様々な神様が祀られていることから、一度の参拝で多くのご利益が得られると、台北市内の名刹、「龍山寺」と並ぶパワースポットと言われています。
「關渡宮」へのアクセスは、台北メトロレッドライン「關渡宮」駅下車、徒歩10分ですが、この辺りは河も近く、自然も豊か、そしてサイクリングロードも整備されているので、自転車を借りてあちこち走ってみるのもおススメです。駅前にレンタサイクルUbikeのステーションもありますし、レンタサイクルのお店もあります。ちょっとゆっくり半日から1日かけて自転車で回ろうかなという場合は、お店で借りるほうが、半日いくら、一日いくらという料金体系になっているので細かな時間を気にせず使えますよ。
この「關渡宮」近くは、淡水河と基隆河がちょうど交わる場所。このあたりから、台北メトロレッドラインの「紅樹林」駅にかけての一帯は淡水河が海に流れ込む沼地で、マングローブやアシがたくさん生えています。駅の名前の「紅樹林」とは中国語で“マングローブ”のことなんですよ。また、野鳥たちもたくさん集まる場所ですので、珍しい鳥を見かけることができるかもしれませんよ。川沿いのサイクリングロードを北上していくといろんな自然も楽しめます。
個人的におススメなのは、まっすぐそのまま北上するのではなく、お天気のいい日は夕方、「關渡大橋」を渡ってみてください。橋自体は真っ赤な、結構長い大きな橋ですので、ちょっと体力がいりますが、橋の上の歩道からの夕日はとってもきれいで、自転車でちょっと疲れていてもなんだか元気をもらえますよ。そして橋を渡り切って、淡水河の対岸の道を北上して「八里」に向かってもいいですし、ちょっと休憩した後、また「關渡」側に戻って、「紅樹林」を目指してもいいですよ。
台北の北部というと、「北投」や「淡水」はガイドブックによく載っていて有名ですので、行ったことあるという方も多いと思いますが、「關渡」エリアは、台北市内にもこんなところがあるんだ!と新たな発見ができる素敵な場所ですよ。花畑が楽しめたり、サイクリングすることを考えると「秋」がおススメですが、「關渡宮」や湿地などの自然は、季節を問わずおススメです。また旅行が解禁になりましたら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
≪トーク③:台湾の防疫対策≫
11月もあとわずか。台湾も「花の季節」から、いよいよ本格的に寒くなってきます。私もマスクだけでなく、手首、足首、首といった“3つの首”を温かくするように心がけていますが、皆さんも寒さやウイルスに負けないよう温かくして過ごしてください。
(編集:中野理絵/王淑卿)