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GO GO台湾 - 2021-05-22_金針花スポット


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トーク①:虎山巖金針花海≫

台湾の4月から5月を代表する花といえば、油桐花(アブラギリの花)─。小さな白い花がそのままの形でクルクルと舞い落ちてくる姿はまるで雪のようだとして、「四月の雪」「五月の雪」として人気を集めています。

先日、このコーナーでその油桐花(アブラギリの花)のスポットをご紹介しましたが、もう一つ台湾で人気の花といえば「金針花(ワスレグサ)」─。

「忘れな草」とは別の花なんですよ。

どのような花かというと、ユリに似たラッパ状の形をした、鮮やかなオレンジ色が特徴の花です。

この鮮やかなオレンジの花が一面に広がる花畑はとても美しく、ワスレグサの花畑は人気フォトスポットとなっています。

中でも台湾南東部、台東の太麻里という場所が最も有名ですが、実は台東まで行かずとも、そしてこの時期に、「ワスレグサ」の花畑が楽しめるスポットがあるんです。

それは、台湾中部・彰化の花壇郷にある「虎山巖金針花海(虎山巖ワスレグサ花畑)」。

ここは、古跡にも指定されている廟「虎山巖」の傍にある丘陵の花畑で、3万本を超えるワスレグサが斜面一面を彩ります。

ここ数年、この「虎山巖」もワスレグサスポットとして人気が高まっていて、斜面には歩道も整備されているので、散歩しながら花を鑑賞できますし、花に囲まれた素敵な写真を撮ることができます。

ちなみに、ワスレグサは形はユリと似ていますが、花はちょっと顔をあげたようになっているので、遠くから見るとまるで星の形にも見え、この斜面で写真を撮ると星に囲まれているようになりますよ。ぜひ素敵な写真を撮りに出かけてみてくださいね。

そしてせっかくここまで来たのなら、やはり彰化県の三級古跡である「花壇虎山巖」にもお参りに行きましょう。

清の時代、乾隆12年(1747年)に建てられた廟で、後ろにそびえる山が虎が伏せている形に似ていることから「虎山巖」と名付けられたそうで、清の時代には彰化八景のうちの一つとされていました。

また、鹿港の「龍山寺」、芬園の「寶藏寺」、社頭の「清水岩」、南投・八卦山麓の「碧山岩」と共にこの花壇の「虎山岩」は、台湾中部の“三岩二寺”の一つとされています。

古い建物ですので、修復が続けられていますが、全体的な構造はその当時の風格を残していて、歴史を感じられます。

廟の前には大きなガジュマルの樹がお迎えしてくれます。その樹の下では木陰に座って休憩している人の姿も多くみられますよ。

そして廟の中にはお釈迦様の弟子とされる「十八羅漢」、安産と子育てを守る神様「註生娘娘」、農業の神様「五穀王」、司法の神「城隍爺」、そして土地神様である「福德正神」などの神様が祀られています。

そして、廟の近くには、ちょっと愛嬌のある虎の像も祀られていますよ。

ぜひワスレグサの花畑と併せて訪れてみてくださいね。

なお、花畑には遮るものがないので、その分、お天気のいい日は青い空と、オレンジ色の花畑…といった素敵な写真が撮れますが、この時期の台湾は既に30℃を越えているため、暑さ対策は忘れないようにしてくださいね。

また、このワスレグサが見ごろを迎えるころになると、花畑の近くには屋台のお店もいくつか登場するので、そこでドリンクやアイス、フルーツなどを買って、休憩もしながら楽しんでくださいね。

「虎山巖金針花海」は入園無料。

アクセスは、在来線台湾鉄道「彰化」駅下車、駅前のバスセンターから6914番のバスに乗っておよそ15分、「北白沙坑」バス停下車、徒歩20分です。

バス下りてからちょっと歩きますので、歩くのがちょっと…という方は、彰化の駅からタクシーに乗るのをおススメします。

今年は雨が少ないことから開花の時期が少し遅れて、ちょうど今が見ごろの様ですが、「虎山巖金針花海」は例年ですと4月から5月に見ごろを迎えるので、この時期に台湾旅行を計画すれば、油桐花(アブラギリの花)と併せて「ワスレグサ」もはしごして楽しむこともできますね。

また、「ワスレグサ」は、昔、旅人が遠くに旅立つ際、まず母の居る処へ向かい、庭にワスレグサを植えることで親孝行の気持ちを表したと言われていることから“母の花”とも呼ばれています。

ですので、5月の母の日に合わせてお母さんを連れて一緒に訪れるのもおススメです!

トーク②:新社沐心泉休閒農場≫

また、台湾中部では、台中市の新社エリアでもワスレグサが楽しめますよ。新社エリアといえば、毎年11月末から12月にかけて普段は農作物の種や苗などの改良を行ったりする農業試験場をきれいに装飾して一般に開放する「新社花海(新社花園)」が有名ですが、この時期ワスレグサが楽しめるのは「新社・沐心泉休閒農場(新社・沐心泉レジャー農場)」─。

ここは標高600メートルから900メートルの場所に位置していて、山の中腹辺りのエリアおよそ8ヘクタールの斜面にワスレグサが植えられています。広い土地にたくさんのワスレグサが咲く姿は圧巻です。台湾西部ではトップクラスの花の多さなのではないかと言われていますよ。

そしてここのワスレグサは2種類が植えてあって、ちょうどこの時期、5月から7月にかけては平地品種のワスレグサが、そして8月から10月には高山品種のワスレグサが見ごろを迎えます。

広い花畑にはいくつかの東屋があるので、そこでひと休みしつつ、ワスレグサとの素敵な写真を撮っている人たちも多くいます。この東屋も自然の姿を基調に作られているそうで、東屋も込みでワスレグサの花畑を撮っても絵になります。

また、園内にはその広い土地を一望できる場所にレストランがあるので、そこでのんびりと自然を眺めながら美味しい食事も楽しめます。

このワスレグサのシーズンには、季節限定でワスレグサの天ぷらを楽しむこともできますよ。

え?食べるの??と思うかもしれませんが、実はワスレグサは、食用のものもあって、台湾のお店では時々スープやサラダに入っていたりします。

味は特に苦みなどのクセもなく、私は結構好きなんですよね。しかも実は栄養も豊富なんだそうです。

よく、「排骨湯(スペアリブスープ)」や「香菇湯(シイタケスープ)」に一緒に入っていたりするんですが、この沐心泉休閒農場のレストランでは天ぷらが食べられるということですので、ワスレグサそのものの味をぜひ楽しんでみてくださいね。

「沐心泉休閒農場」までのアクセスは、在来線台湾鉄道「豐原」駅下車。駅前にある豐原客運のターミナルから91番のバスに乗って、「中興嶺」バス停下車。そこからさらにタクシーかシャトルバスに乗り替えていきます。

入場は150台湾元(日本円およそ580円)、そのうちの100元分は園内で食事や買い物をした時に割り引かれますよ。

トーク③:木柵「慈音山莊休閒農場」&陽明山「竹子湖故金針花農園」≫

さらにもっと近く、大台北エリアでもワスレグサを楽しめるスポットが2つありますよ。

ひとつは、以前このコーナーでもご紹介したことがありますが、台北市の南、文山区にある「慈音山莊休閒農場(慈音山莊レジャー農場)」。今日ご紹介した彰化の「虎山巖金針花海」や、台中の「新社・沐心泉休閒農場」、そして台湾で最も有名なワスレグサスポット、台東の太麻里などと比べると規模は全然違いますし、ここは花畑を整備して道が作ってあるのではなく、道のわきにワスレグサがたくさん咲いている花畑があるという感じなので、中に入った雰囲気の写真を撮るのはちょっと難しいかもしれませんが、街の中心部からちょっと足を延ばせばワスレグサを見ることができる穴場のスポットです。

また、園内には食事ができる「慈音山莊景觀餐廳(慈音山莊景観レストラン)」というところもあって、そこでは素食(ベジタリアン)メニューが食べられます。新鮮な現地の旬な食材を使った食事メニュー、ドリンク、そしてスイーツまで楽しめます。

台湾の素食メニューは本当にびっくりします。見た目はお肉なのにお肉じゃないとか、お肉を使っていないのに腹もちがよかったり、しかも味も美味しいんです。ベジタリアンではない人も満足するメニューが色々とあるんですよ。

ここ「慈音山莊景觀餐廳」のメニューも、いくつか紹介すると、一見するとカツカレー、でも実はお肉ではなくシイタケをふんだんに使ったカレーや、お肉を使っていない、ハワイアンチーズピザ、メキシカンベジタブルブリトー、そしてグルテンフリーのアーモンドアップルケーキや、ココナッツパンプキンパイなどなど…、素食メニューってこんなものもあるんだ!と選ぶのも楽しいですよ。

ぜひ素食メニューの食事も楽しんでくださいね。

この「慈音山莊休閒農場」までのアクセスは、台北新交通システムMRT(台北メトロ)ブラウンラインの「萬芳社區站」、もしくはグリーンラインの「七張」駅から、「小11」のバスに乗って、「慈音山莊」バス停下車です。

ただバスの本数が1時間~2時間に1本と少ないので、時間をチェックしてから出かけてくださいね。「慈音休閒農荘」の入場は無料です。

なお、この「慈音山莊休閒農場」のワスレグサは9月から10月頃に見ごろを迎えますよ。

そして台北エリアのワスレグサスポット、もう一か所は…陽明山!

陽明山といえば、春の桜、初夏の紫陽花やカラー、秋のススキなど、様々な季節の花が見られますが、実は、ワスレグサも観られるんです。

場所は陽明山の紫陽花やカラーの花畑が見られることでおなじみの竹子湖路にある「竹子湖故鄉金針花農園(竹子湖故鄉ワスレグサ農園)」。およそ1400坪の広い敷地に鮮やかなオレンジ色のワスレグサがいっぱいに咲きます。

私も紫陽花やカラーの花を見に陽明山に行ったことはありますが、ワスレグサも咲いているなんて知りませんでした!

花畑は深い緑色の木々に囲まれた場所にあるので、緑とオレンジのコントラストのきれいな写真が撮れますよ。また、花畑は段々畑のようになっているので、人が分散して、周りの人を入らないように撮影したりも可能です。

この「竹子湖故鄉金針花農園」の入園は100元(日本円およそ390円)です。またこの「竹子湖故鄉金針花農園」のオーナーさんが色々と創意工夫を凝らしていて、大きな石にイラストが描いてあったり、フォトスポットには手作りのオブジェが並んでいたりします。

オーナーさんのアートと共にワスレグサの花畑も楽しんでくださいね。

「竹子湖故鄉金針花農園」までのアクセスは、台北新交通システムMRT(台北メトロ)レッドラインの「石牌」駅から「小8」のバス、もしくは、「北投」駅から「小9」のバスに乗って、「湖田區民活動中心站」下車、徒歩3分ほどで着きます。

アクセスも良く、都会の喧騒を忘れさせてくれる台北のオアシス、陽明山でもワスレグサを楽しむことができますよ

ワスレグサの有名スポット、台東・太麻里の「金針山」や、花蓮・富里の「六十石山」はもちろん、規模が全然違って、その景色に感動しますが、なかなか台東や花蓮まで行けない…という場合も、色々な場所でワスレグサを楽しむことができますよ。

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GO GO台湾By 中野 理絵, Rti