オランダの北ホラント州からアメリカに移り住んだ移民たちは、望郷の想いを込め嘗て自分たちが住んだ町Ｈａａｌｅｍの名を取ってニューヨークの北側の一角をＨａｒｌｅｍ（ハーレム）と呼ぶようになった。

マンハッタンのこのエリアは嘗てオランダ移民の居住区だったのだ。やがて20世紀に入るとアフリカ系アメリカ人が集まるようになり20年代にはハーレムルネッサンスと呼ばれるブラックカルチャーの隆盛を見ることになる。

しかし、やがて町は貧民街と変貌し衰退していった。80年代のハーレムはギャング団抗争、ドラック売買、ありとあらゆる世の中の悪を集めた市場の様相を呈していた。そこへ乗り込んだのが命知らずの男、カムイである。ハニートラップ研究所所長である向井氏より送り込まれた精鋭の一人だ。そこで彼は予想もしないトラブルに巻き込まれてしまう。スリルに満ち満ちたライブストーリーを堪能せよ！