藤崎八旛宮秋季例大祭は、もともと放生会(ほうじょうえ:仏教上の言葉で殺生を戒め、鳥や犬などの生き物を野山に放す。万物の生命を慈しみ、殺生を戒める神事)を起源とする祭りで、秋の風物詩として昔より肥後の第一の大祭と、親しまれてきました。
中でも見ものは、なんと言っても最終日の随兵行列最後を飾る『馬追い』です。ハッピ姿の勢子達が、ラッパやカネ、太鼓を独特なリズムで、小気味良く鳴らしながら街中を駆け巡る姿は、まさに血湧き肉踊る一瞬です!是非一度ご覧下さい。
毎年この賑やかさを境に、不思議と熊本の残暑も終わりを告げます。朝晩はめっきり涼しくなり、秋の気配を感じます。このことを熊本では随兵寒合(ずいびょうがんや)と言います。(9月開催・熊本県熊本市)