今夜から大雪のピークを迎える今季“最強寒波”。この大雪のなかでも飛行機を安全に運航させるために奔走するのが空港除雪隊です。7日、番組では特別に滑走路を走る除雪車に密着取材しました。
■“雪も飛行機も飛ばす” 空港除雪隊「トバスンジャー」とは?
積雪が121センチに達し、観測史上最大の積雪となったのは福島県会津若松市。
新潟県上越市では一時、積雪が一時2.2メートルになりました。また、魚沼市では家屋が倒壊。大雪の影響とみられます。
Nスタはきょう7日、山形空港に向かいました。午前7時、第一便が到着するまで2時間ほどありますが…
山形県山形空港事務所 矢萩友也 技能長
「今、第一段階の除雪。除雪やってるんで」
滑走路は大雪でよく見えませんが、近づいてみると、巨大な除雪車が8台連なって走っていました。
記者
「大量の雪が一瞬でなくなっていきます」
山形空港の除雪隊は“雪も飛行機も飛ばす”ということで、その名も「トバスンジャー」。
かなりスピードが出ているようですが、そこには理由があります。
山形県山形空港事務所 矢萩友也 技能長
「スピード落とすと、こういう感じに溝に雪全部入っちゃって、滑りやすくなっちゃう。だから除雪するときにハイスピード」
Q.スピードを出すのが大事?
「(スピードを)出すと、下に落ちないで、そのまんまこう。スピードを出してはいちゃうわけよ」
「きょうみたいに雪が多いときは何回かに分けて、どんどん外側からはいてって、最後に真ん中を一回で終わらすといった感じ」
Q.きょうは雪が多いですもんね
「多い」
今シーズン“最強寒波”の到来で、きょう7日は何度も出動がありました。
■突然の大雪で空港一面が真っ白に…除雪は間に合うのか?
7日午前6時すぎの山形空港では、除雪作業が夜明け前から始まっていました。
午前6時45分ごろには、ある程度作業が終了。ところが突然の大雪に見舞われ、最初の便の到着まで約30分を前に、空港一面が真っ白になってしまいました。
そこで、再び「トバスンジャー」の出動!
飛行機の到着までに、滑走路の雪を吹っ飛ばすことはできるのでしょうか?
記者
「除雪車が列になってこちらに向かってきます」
今回、特別に除雪車に乗せてもらうことができました。
車内から見る「滑走路」は…真っ白!
幅45メートル、全長2キロを数台の除雪車で走行するのですが…
ドライバー歴16年 安部敏明さん
「隊列を組んでいて、順番で何番目の車両がどういった仕事をするというのが決まっているので、他の車両とぶつからないような状態になっているのかなと」
滑走路だけではなく空港ターミナル周辺も、除雪車が一定の間隔で走行することにより、まるで陣取りゲームのように雪がなくなっていきます。
そして午前8時45分に無事、第1便が到着しました。
今シーズン“最強の寒波”の影響は、いつまで続くのでしょうか?
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