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コロナ後遺症はワクチンで防ぐ!カギは接種回数か?


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この論文は、2021年10月1日から2023年3月31日の間にCOVID-19と診断された360万人以上の米国の高齢者(メディケア受給者)を対象に、新型コロナウイルス後遺症(ロングコビッド)の診断発生率とワクチン接種との関連を調査した大規模なコホート研究です 。

https://academic.oup.com/biomedgerontology/article-abstract/80/7/glaf108/8131802?redirectedFrom=fulltext

主な研究結果
  • 後遺症の発生率: COVID-19と診断された高齢者のうち、1年以内に3.89%がロングコビッドと診断されました 。これは、対象者の約25人に1人が診断を受けた計算になります 。
  • ワクチン接種の効果: COVID-19のワクチン接種回数が多いほど、ロングコビッドと診断されるリスクが段階的に低下することが明らかになりました 。
    • ワクチンを4回以上接種した人は、未接種の人に比べてロングコビッドと診断される調整後の割合が39%低いという結果でした 。
    • 1年間の累積発生率を見ると、未接種者では5.62%であったのに対し、4回以上接種した人では2.73%でした 。
    • 結論: 研究者らは、高齢者においてロングコビッドの診断は一般的であり、継続的なワクチン接種が後遺症の負担を軽減するための効果的な戦略である可能性を示唆しています 。
    • 研究の背景と手法

      この研究は、高齢者におけるロングコビッドの発生率とリスク要因を特定し、リスク軽減戦略を明らかにすることを目的としていました 。研究対象は66歳以上のメディケア受給者で 、ICD-10-CM診断コード(U09.9)に基づいてロングコビッドの診断を特定しました 。メディケアの請求データと薬局の記録を用いて、COVID-19診断前に受けたワクチン接種の回数を測定し 、統計モデルを用いて分析が行われました

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