互ひとみのラジオ

朗読『白』リルケ


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保険会社の役人フィンクは病気の弟の見舞いに向かう途中、深夜の駅にいた。

乗り継ぎのための待合室は真っ暗で、自分と同じように疲れ切った客でいっぱいだ。

狭いベンチの空席に腰を下ろし、周囲の物音や暗闇に心が不安定になり始めたその時、部屋の隅から女の声が聞こえてくるのだった。


原稿:リルケ『白』森鴎外訳 青空文庫

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互ひとみのラジオBy tagai hitomi