ナルワンアワー(月曜日)

ナルワンアワー(月曜日) - - 日本へ続々と、輸出量は昨年の6倍、注目集める台湾米


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日本は現在、米の供給量が不足し、価格が高騰していますね。備蓄米の販売がスタートしたものの、すぐに売り切れたという場所もあるようです。そして、各国から米を輸入していますが、こうした中、台湾産の米に脚光が集まっています。

日本の農林水産省に相当する中華民国農業部によりますと、今年1月から5月の期間、日本向けの米の輸出が7759トンと、前の年の同じ時期に比べ6倍あまりに増えており、この7759トンという数は昨年2024年の一年間の輸出量3890トンの2倍近くに達し、今年一年間の輸出量は1万トンを突破する見込みだということです。

農業部では、台湾の米は品種、栽培技術、品質管理、そして味わいが日本の米に近く、日本向け輸出において、他国よりも強みをもっている、と指摘しています。ちなみに、日本向けの輸出の為には608項目の残留農薬テストをパスしなければならないといい、安心、安全だといえそうです。

農業部の陳駿季・部長は6月9日、北部新竹県の湖口郷へ赴き、地元産の米の日本向けの輸出セレモニーに出席しました。このセレモニーに先立ち、5日には、南部台南市の北部、後壁区にある米の生産、加工、販売を手掛ける老舗「芳栄米廠」でも、日本向けの輸出セレモニーが行われ、台南市の黄偉哲・市長が自ら進行をつとめました。

このセレモニーには、日本の米穀卸も出席、台湾米の魅力を語りました。果たして、日本からは、台湾のどんなお米が輸出され、どんな強みがあるのでしょうか、本日はこの話題をご紹介いたしましょう。

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ナルワンアワー(月曜日)By 駒田 英, Rti