田舎坊主の読み聞かせ法話

「なぜかコロナで考えた」エッセイ「田舎坊主の合掌」


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私たちの生活は多くの「不要と思われるもの」に支えられています。

和歌山県発祥のもので考えます。

1.青カビ菌のはたらきを利用したカツオ節つくり
2.こうじカビを利用した味噌・醤油つくり
3.捨てられた存在だった高野豆腐
4.除虫菊という花の毒性分を利用した蚊取り線香
5.マンダラゲの毒性を利用した全身麻酔薬「通仙散」

汚いもの、腐ったもの、毒になるものなど一見不要と思われるものが

素晴らしいものを生み出して人の役に立っています。

私たちの社会においてー

健康人やお金持ちや格好いい人だけが立派でしょうか?

障害を持っている人や病気を患っている人から、

優しい心や思いやりという心の栄養を与えられていることに気づくことはないでしょうか。

コロナに感染した人がいるから、ウイルスを取り出しワクチンや薬が開発されるんです。

自分の判断尺度で無駄不要と思うまえに、ちょっと考えたいものです。


和歌山県紀の川市 瑞宝山不動寺

不動坊 良恒

田舎坊主シリーズ第六弾

「田舎坊主の合掌」

各ネット書店、全国の主要書店で発売中です。

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田舎坊主の読み聞かせ法話By 田舎坊主 森田良恒