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虐げられがちな人々への共感から、語り直された物語——『天国ではなく、どこかよそで』訳者・柴田元幸さん、twililight・熊谷充紘さん インタビュー


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「 #今日発売の気になる新刊 」は、年間7万点も発売される新刊の中から、気になる一冊を選び、平日ほぼ毎日紹介していく番組です。本にまつわるあらゆることを扱う「 #本チャンネル」の看板コンテンツです。本は出会ったときが新刊ですので、ぜひアーカイブも合わせてお楽しみください。


(追記)動画内の熊谷さんのお名前に間違いがございました。謹んでお詫びを申し上げます。

(誤)熊谷充宏→(正)熊谷充紘


【取り扱い書店】

本書は、toi books、全国の書店でご購入いただけます。

※オンラインでお買い求めの際は、ぜひバリューブックス販売サイトをご利用ください。

また、以下のキャンペーンコードを入力いただくと、20%がポイント還元され、番組ステッカーもついてきます。

本チャンネル書店(バリューブックス/オンライン)

https://www.valuebooks.jp/shelf-items/folder/8865700768ccf03

キャンペーンコード:TBCUCNM

【書籍について】

レベッカ・ブラウン(著)柴田元幸(訳)『天国ではなく、どこかよそで』(twililight)

2,200円(2,000円+税)|2024年11月7日発売

『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』などで知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの最新物語集『天国ではなく、どこかよそで』。

「三匹の子ぶた」を踏まえた「豚たち」、「赤ずきんちゃん」を踏まえた「おばあさまの家に」をはじめ、ゼペット、ヘンゼルとグレーテルなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターを、レベッカ流に夢見なおした17の物語が並びます。

語り直しの切り口は作品によってさまざまですが、単一のメッセージに還元できない、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづける作家の神髄が伝わってくる、豊かな「サイクル」が出来上がっています。

訳者の柴田元幸さんが「この人の文章は言葉というよりほとんど呪文のようなリズムを持っている」と評するレベッカ・ブラウン独自の文体によって、

読者を暗闇から光へ、厳しさから愛へと導きます。


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【出版社のみなさまへ】

紹介する本は、主にJPROの情報から1ヶ月ほど前に選んでいますが、情報が十分でないと感じています。よろしければぜひ、より早い段階で新刊情報をお寄せください。

https://forms.gle/B7nnBkX5MbfAmM7J8


【動画の目次】

00:00 『天国ではなく、どこかよそで』

07:43 出来合いの物語を“語り直す”

13:33 正しさを主張する自分にツッコミを入れられるか

15:12 レベッカの使うシンプルな言葉に対応する言葉で訳す

17:30 本書のきっかけ『ゼペット』

22:22 心の在処を見失ってしまった人に


【本日のゲスト】

柴田元幸/翻訳家・アメリカ文学研究者

『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクソン』で日本翻訳文化賞、また2017年に早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。 文芸誌『MONKEY』責任編集。

熊谷充紘/「twililight」代表

三軒茶屋にある本屋&ギャラリー&カフェ&出版社「twililight」代表。屋上でぼんやりする時間が好き。


【本日のインタビュアー】

磯上竜也

大阪・本町にある本屋「toi books」店主。

https://mailtotoibooks.wixsite.com/toibooks


【クレジット】

配信日:2024年11月7日(木) 

ホスト:内沼晋太郎

動画編集:樺沢孝彦

制作スタッフ:西尾清香、神谷周作、生江秀(バリューブックス)

ご連絡、ご依頼はメールにてお願いします。


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