田舎坊主の読み聞かせ法話

「お釈迦さま最期の地」田舎坊主のぶつぶつ説法


Listen Later

お釈迦さまが悟りを開いてから45年、すでに80歳になっていた。体力の衰えとともに、自ら入滅を決意したとき、足は自然に生まれ国「釈迦国」に向いていたという。優秀な弟子たちはすでに亡くなり、いよいよ自分の死期が近くなったときには、ともに行動していたのは、心やさしい弟子のアーナンダただ一人だけだった。

クシナガラで、弱りきったお釈迦さまを介抱しながら嘆き悲しむアーナンダに、お釈迦さまは沙羅双樹の下に死の床をひかせた。

北を枕にし、右脇を下にして、静かに目を閉じるお釈迦さまを見て、一層悲しみに沈むアーナンダに対し、

「人の命は勿論のこと、世に常なるものは何もないんだよ、私の説いた 教えと、怠りのない己を灯りとして生きるんだよ」

と、最後の説法をして静かに息を引きとられたのだ。

お釈迦さまが亡くなられた涅槃の地、クシナガラに着いたとき、私の体調は最悪だった。この旅で私は八㎏体重を減らした。食べ物が合わなかったのと、旅の後半、水にあたったのだ。二週間の内10日は上げくだしだった。

その時、涅槃像とともに写真に写った私の頬は今では考えられないほどスマートになっていた。

合掌

4月からのシーズン2の読み聞かせ法話の本は

私の初版本で、2002年に出版した「田舎坊主のぶつぶつ説法」です。

後に「田舎坊主シリーズ」とつながる第1弾です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

田舎坊主シリーズ

「田舎坊主の合掌」⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://amzn.to/3BTVafF⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

各ネット書店、全国の主要書店で発売中です。

「田舎坊主の七転八倒」⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://amzn.to/3RrFjMN⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

「田舎坊主の闘病日記」https://amzn.to/3k65Oek

「田舎坊主の愛別離苦」

「田舎坊主の求不得苦」 https://amzn.to/3ZepPyh

電子書籍版は

・アマゾン(Amazon Kindleストア)

・ラクテン(楽天Kobo電子書籍ストア)

にて販売されています。

...more
View all episodesView all episodes
Download on the App Store

田舎坊主の読み聞かせ法話By 田舎坊主 森田良恒