会員が支える形でクラブを運営する、伝統的な"ソシオ制度"を貫いてきたレアル・マドリーが株式会社化するというニュースが。「フットボールクラブは誰のもの？」という問いから、「近い将来の僕らの働き方はどうなるのか？」という深遠なテーマにドライヴしていく第11回。

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レアル・マドリーが株式会社化する？／ソシオ（=会員）制度を貫いてきたレアル／会費だけでまかなってきたレアル、バルセロナ、ビルバオ、オサスナ／サンティアゴ・ベルナベウの誤算／レアルの評価額1兆8,000億円／サンリオと同じ評価額／株式会社制が大多数／マンチェスターシティグループに代表されるマルチクラブ・オーナーシップ／グループ経営で得られるメリットとは？／純粋な広告にお金を使わないレッドブル／ラングニックとクロップ／グループ経営の登場によって変わるルール／サヴィーニョの移籍はインサイダー取引？／新興グループには怪しいオーナー／ギリシャの海運王マリナキス／ボーンマスのオーナー・Bill Foley／ソシオ制だからこそ人気があるレアルとバルサ／フットボールクラブは誰のもの？／ソシオ制は決断のスピードが遅くなる／ブンデスリーガが採用する「50+1ルール」／議決権はファンと非営利団体が所有／製薬会社が100%所有するレバークーゼン／RasenBallsport（芝生の上の球技）／ソシオ制モームリ／純血主義を貫くアトレティック・クルブ／バルセロナはカタルーニャ地方の象徴／子会社を小分けして売却するバルサ／一人のオーナーに支配されない大切さ／時代に合わせて「会社」の形が変わる／企業パーパスに個人が乗れるか？／後期資本主義における組織像／プロジェクト型の働き方の功罪／個人の「パーパス」が何より重要な時代／フリーランスが集まるベルリン／会社への帰属よりも個人のパーパス／「50年後100年後に読者が見つかればいい」／社会側もルールを考えていく／日本はなぜ変化が起きづらいのか？

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