「うみべの女の子」「素晴らしい世界」より、浅野いにおワールドに浸ります。
田舎の芋くさい少女だった彼女は、小学生にしてはいち早く身長が160センチを突破してしまった反動か、急に成長した自分に追いつこうと気分まで浮ついてませていたそうだ。ネットだけでは充足感を得られず、ませている割には似つかわしくない体格には小さすぎる水色に染められたカラフルな自転車を漕ぐか、少ないお小遣いをためてローカル線に乗って、ヴィレッジヴァンガード(通称ビレバン)に足繁く通い出しました。お年玉をためて購入したSDカードやフィルムで写真を撮れるトイカメラを片手に、ズブズブと当時サブカルチャーと定義されるものに、とりあえず触れたくて、片田舎で鬱々としている毎日から居場所を見つけようとしている時に、出会った浅野いにお作品。そんな鬱蒼とした彼女の幼少期〜思春期のマージナルな時期とリンクさせられる作品を思いだすと、「まじであの頃痛かったな…」と20代後半にしては似つかわしくない紅潮をし、ノスタルジーに浸るのです。
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ひねくれている大人が、他人と足並みを揃えるために生存戦略について考えたい番組。
人間関係と哲学。あなたの生きる活力のきっかけになりますように。
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