ゆるっと朝鮮戦争体験記

泣きながら逃げた、知らない海の見える街へ──朝鮮戦争、避難の記憶【朝鮮戦争の記憶⑵】


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「ゆるっと朝鮮戦争体験記【旧:81歳女の無駄話】」

靴が擦れても、泣きながら歩いた。

知らない町、知らない海。
怖いのは戦争だけじゃなかった――。

朝鮮戦争が始まって間もなく、家を出た6歳の母。

爆弾の音に怯え、知らない田舎の家で一夜を過ごし、また歩き、また泣く。
やがて辿り着いた港町「アヌン(?)」から、満員の船で1ヶ月かけて釜山へ――。
そして、避難先の小さな村で初めての小学校へ。
給食もない時代、弁当を持てない母に、先生は毎日、自分の昼ごはんを分けてくれたという。

「爆弾よりおばけが怖かった」「1時間かけて1人で通った学校」

戦争の陰にある、子どもだった母の“日常”が、少しずつ語られていきます。

シリーズ第2回。

これは“戦争の記録”ではなく、“母の人生の記憶”です。

◎「ゆるっと朝鮮戦争体験記【旧:81歳女の無駄話】」◎

81歳の慈母と、その愚息41歳が、日本の片隅で日々のこと、過去のこと、どうでもいいことを話します。
初回は慈母や慈父の自己紹介をば、少しだけ。

母の若い頃の話、朝鮮戦争体験、夫(私の父)のことなども、少しずつ、少しずつ。

もちろん他愛のない無駄話も続けていきます。

日本のどこかから、記録と記憶を込めてお送りします。

【「ゆるっと朝鮮戦争体験記【旧:81歳女の無駄話】」 📻毎週土曜日朝8時配信】

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