第1/6回 • 少年の日の思い出(第1回/全6回)【アップデート版】国語の雑談チャンネル第11回
通勤通学の合間に気楽に片手間に視聴いただけるような、授業準備のBGMとして視聴したいただけるようなイメージで作成しています。チャンネル登録をどうぞよろしくお願いします。配信済みの第11回を音声、スライド共に調整・アップデートしたバージョンです。
語り出しもしかけ(謎)がいっぱい。視覚から聴覚へフォーカスさせ、客から友人へ呼称が変わり、客の語りはかえるが鳴いている間に行われている。戻ってこない、回収されない語り、完結しない語りの構造。そもそも客はなぜ「少年の日の思い出」は語り出したのか。客の友人である私への釈明がそもそもの語りのけっかけ。果たしてその釈明の目的は達せられたのか?この作品の構造(語り)は、客が語ったことを私が語り直し(書き直し)ているが、その解釈が描かれていないんだよね、、。客の語りの再現は、客の吸っている「たばこ」が鍵。私の語り直しによって、その当時の語りにならされている。描かれない煙草の数。ノイズのない語り直し。私と客の物語は導入という機能にすぎない。エーミールと僕の友情関係。僕にとってのエーミール。エーミールにとっての僕。女中が僕を気にしないとはどういうことか。僕は何を信じてほしかったのか?