相原茂の中国語閑談

【134】“想”vs“觉得”…「感覚」を言いたいときは

08.09.2018 - By 相原茂&朱怡穎Play

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大家好!

日本の中国語学習者はよく“想”を使って自分の意見を言います。

“我想〜”ですね。時にはこういう中国語も:

“我们日本人都想汉字很难。”Wǒmen Rìběnrén dōu xiǎng Hànzì hěn nán.

「私たち日本人は漢字が難しいと思います。」

日本語は全然問題ありません!「思う」→“我想〜”と発想するのです。

ただし、ネイティブ中国人がこれを聞いたら、意味を理解できない場合があります。

そして言います。「ちょっとおかしい!ここは“觉得”を使うべきだ!」

辞書で調べると、“想”は四つの意味があります。

1 、考える.思案する.考え出す.思い出す.

2 、推し量る.…と思う.

3、…したい.

4、気にかける.恋しく思う.懐かしく思う.

“想”にも「…と思う」は確かにありますが、「推定、推測」の時しか使いません。

自分の「感覚」を表すときには“想”ではなく、“觉得”を使うのが正しいです。

例えば、

・我觉得这件衣服很好看。Wǒ juéde zhè jiàn yīfu hěn hǎokàn.

・ 我觉得今天很冷。Wǒ juéde jīntiān hěn lěng.

このように,「きれいだ」とか「寒い」といった感覚にかかわることについて自分の意見を控えめに提示するときは“觉得”がふさわしいのです。感覚に関わることですから,述語も形容詞がおおいのです。

「感覚」というより「推定、推測」の時は、“想”と“觉得”は両方ともOKです。

例:

・我想他会来。Wǒ xiǎng tā huì lái.

・我觉得他会来。Wǒ juéde tā huì lái.

また、否定の意味を表すとき、“想”と“觉得”には少し違うところがあります。

例えば、「彼h行けないと思います。」

→ “我想他不能去。”

→ “我觉得他不能去。” or “我不觉得他能去。”

“想”を使う場合は、否定詞の“不”は目的語の前にしか置けないです。

“觉得”は前後両方OKです。

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