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オープニングソング「水魚の交わり(魚水情)」
エンディングソング「バイオバイオバイオ(遺伝子の舟)」
作詞作曲 楠元純一郎
編曲 山之内馨
村田彰編(楠元純一郎共著)『リーガルスタディー現代法学入門』(中央経済社・2018年)\
1 財産法
民法→日常生活における私人間の権利義務を規律する法律(権利義務の体系=誰にどのような権利があり、また、誰にどのような義務があるか?)
財産法=金銭によって評価される財産的利益に関する法(私法にも公法にもある)
挙例→建築基準法
民法の財産法=民法総則・物権・債権 ←身分法である家族法(親族・相続)以外(ただし、相続は微妙。)
2 物権と債権
物権→物に対する排他的支配権 所有権(民206条)等
(すべての人にその権利を主張できる)
債権→ある特定の人がある特定の人に給付(作為・不作為の一定の行為)を求める請求権
「ある人がある人にあることをせよ」という権利
(ある特定の人(債務者)に対してしか主張できない)
物権
①所有権→物の完全な支配(使用・収益・処分)
②占有権→物の事実上の支配(自己の為にする意思をもって物を所持すること)
③用益物権→他人の土地を使用・収益できる物権
地上権、永小作権、地役権、入会権
④担保物権→債権回収をより確実にするために物に設定する権利
留置権(他人の物の占有者がその物に関して生じた債権の弁済を受けるまで、そのものを留置する権利)
先取特権(債務者の財産について、他の債権者に優先して債権の弁済を受ける権利)
質権(質権設定者から受け取った物を質権者が占有し、その物について他の債権者に優先して、弁済を受ける権利)
抵当権(質権と異なり占有の移転を要しない。)
一物一権主義→1つの物には1つの所有権しか成立しない。←物権には排他性があるため
債権は非排他性←ダブルブッキング(二重契約)
物権の排他性→第三者への公示
物権法定主義←物権は自由に創設できない(民175条)。
債権→自由に創設可能←契約自由の原則
権利の優劣(物権と債権とはどちらが強いか?)
ただし、
不動産については、売買は賃貸借を破らない。→賃借人の保護→不動産賃借権の物権化
民605条(賃借権登記)
借地借家法10条(借地権は登記がなくても、建物に登記があれば、第三者に対抗可)
借地借家法30条(建物の賃借人に不利な特約は無効)
今日はこのへんで。
By Leo_楠元纯一郎オープニングソング「水魚の交わり(魚水情)」
エンディングソング「バイオバイオバイオ(遺伝子の舟)」
作詞作曲 楠元純一郎
編曲 山之内馨
村田彰編(楠元純一郎共著)『リーガルスタディー現代法学入門』(中央経済社・2018年)\
1 財産法
民法→日常生活における私人間の権利義務を規律する法律(権利義務の体系=誰にどのような権利があり、また、誰にどのような義務があるか?)
財産法=金銭によって評価される財産的利益に関する法(私法にも公法にもある)
挙例→建築基準法
民法の財産法=民法総則・物権・債権 ←身分法である家族法(親族・相続)以外(ただし、相続は微妙。)
2 物権と債権
物権→物に対する排他的支配権 所有権(民206条)等
(すべての人にその権利を主張できる)
債権→ある特定の人がある特定の人に給付(作為・不作為の一定の行為)を求める請求権
「ある人がある人にあることをせよ」という権利
(ある特定の人(債務者)に対してしか主張できない)
物権
①所有権→物の完全な支配(使用・収益・処分)
②占有権→物の事実上の支配(自己の為にする意思をもって物を所持すること)
③用益物権→他人の土地を使用・収益できる物権
地上権、永小作権、地役権、入会権
④担保物権→債権回収をより確実にするために物に設定する権利
留置権(他人の物の占有者がその物に関して生じた債権の弁済を受けるまで、そのものを留置する権利)
先取特権(債務者の財産について、他の債権者に優先して債権の弁済を受ける権利)
質権(質権設定者から受け取った物を質権者が占有し、その物について他の債権者に優先して、弁済を受ける権利)
抵当権(質権と異なり占有の移転を要しない。)
一物一権主義→1つの物には1つの所有権しか成立しない。←物権には排他性があるため
債権は非排他性←ダブルブッキング(二重契約)
物権の排他性→第三者への公示
物権法定主義←物権は自由に創設できない(民175条)。
債権→自由に創設可能←契約自由の原則
権利の優劣(物権と債権とはどちらが強いか?)
ただし、
不動産については、売買は賃貸借を破らない。→賃借人の保護→不動産賃借権の物権化
民605条(賃借権登記)
借地借家法10条(借地権は登記がなくても、建物に登記があれば、第三者に対抗可)
借地借家法30条(建物の賃借人に不利な特約は無効)
今日はこのへんで。