突然ですが、私はiPhone/iPadのみで音楽を作っています。この曲も、これまでの曲もiPhone/iPadのみです。私はピアノもギターも弾けませんしパソコンもありませんが、この手の中にあるiPhoneでこのような音楽が作れる。まさに未来。まあ、すでに現実になっていると言えますがこの流れはまだ加速していくと思います。さて、この曲のどこが未来なのか。この曲はジャズのような曲でパッと聴いた感じ未来感はあまり感じられないかもしれません。しかし、かつてマイルス・デイビスが「メロディはどんどん短くなる方向に向かっている」というような事を言っていましたが、その流れが加速した結果、未来の音楽にはメロディというものはなくなります。この曲も最初はドラムとベースとオルガンがリズムとハーモニーを演奏しますがメロディはありません。これが未来。そして、唐突に現れるピアニスト!これは未来の技術、タイムワープによって連れてこられた過去のメロディがあった時代のピアニストです。急に連れてこられて困惑しながらも目の前にピアノがあれば演奏する。さすがピアニスト。一通り演奏してキリが良いところで元の世界に戻されます。そして記憶を消されてとこのことは覚えていません。このようにメロディが欲しい時には過去のミュージシャンを召喚し演奏させます。現在でもサンプリングといって過去の曲の一部を取り込んだりすることもありますがその進化版です。うん。未来。