世界って何だろうって考えた時に思い浮かんだのはマスの目なんですよ。こう地球儀や地図に引かれた網の目状の緯線・経線ってやつです。あるがままのものを自然と呼ぶならば、世界とはそれを認識し計測したものじゃないかなと思います。例えば手近な所で空き缶があった時に、それは手を伸ばせば届く距離にあるのかどうかとか、高さは手のひらを目一杯広げたくらいだとか、細かく言うなら何cmだとか、そういうことですね。自分の世界なんてものもやっぱり同じことで、どこかに線を引いているわけです。自分自身と定義できるのはどこまでか、手が届くのはどこまでか、声が届くのはどこまでかと幾重にも広がっていきます。そうやって線を引き続けることによって、世界は構築されているのかなというのが結論です。ほら、ここで結論という線を引いたことによってまた(以下略