「心まで所有する事は誰にも出来ない。」夏目漱石【それから】を読む
「僕は三千代さんを愛している」
「他の妻を愛する権利が君にあるか」
「仕方がない。三千代さんは公然君の所有だ。けれども物件じゃない人間だから、心まで所有する事は誰にも出来ない。」(夏目漱石「それから」より)
今回は、夏目漱石「前期三部作」の二作目「それから」から、代助と平岡が会話をしている場面を紹介します。友人の妻に「恋心」を告白した代助。そして、友人でもあり夫でもある平岡。二人の緊迫した会話の場面から、私なりに読み解いてみたいと思います。
・参考「それから」あらすじ解説動画
https://youtu.be/ih-1llpR8tA
・参考 文章で読みたい人はこちら(音声文字起こし)
夏目漱石【それから】を読む
https://satotaka.reword21.com/2020/12/sorekara.html
・佐藤のTwitter
https://twitter.com/sa_ttaka
#読書 #文学