いやぁクリスマスって本当にいいですよね。ご馳走を食べて、ケーキを食べて、サンタを心待ちにしながら就寝。朝、目が覚めると枕元にはプレゼントが。少年時代の、ありきたりでありながら、なかなか得難い『幸せの1ページ』ってやつです。やがて少年は成長し、成人を迎え、社会の一員として働くようになります。目の前にどんどん積み上がっていく仕事に対して、こうつぶやくのです。「朝、起きたらサンタか誰かが仕事を終わらせててくれないかな…」翌朝、あまりの寒さに体を震わせながら目を覚まし元少年は自分が寝落ちしてしまったことに気付きました。「ん…終わってないか。まぁ、当然だな…。」自分の仕事は、自分がやらなければならない。そんな当たり前のことを今さらながらに実感しつつ、元少年は目の前の作業に取り掛かっていく。そんなクリスマスの1日。(フィクションです)