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映画批評シネオジ・『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』のテフロン公害と企業不正


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アベンジャーズでハルクを演じるマーク・ラファロが主演・プロデュースした、テフロンに潜む有機フッ素化合物「PFAS」の危険性を世界に知らせた実存のアメリカ人弁護士、ロバート・ビロット氏の実話を映画化した『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』を評論!

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男

環境汚染問題をめぐって1人の弁護士が十数年にもわたり巨大企業との闘いを繰り広げた実話を、環境保護の活動家という一面も持つマーク・ラファロの主演・プロデュース、「キャロル」のトッド・ヘインズ監督のメガホンで映画化。1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットが受けた思いがけない調査依頼。それはウェストバージニア州の農場が、大手化学メーカー・デュポン社の工場からの廃棄物によって土地が汚され、190頭もの牛が病死したというものだった。ロブの調査により、デュポン社が発ガン性のある有害物質の危険性を40年間も隠蔽し、その物質を大気中や土壌に垂れ流し続けた疑いが判明する。ロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏み切るが、巨大企業を相手にする法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていく。ロブの妻役をアン・ハサウェイが演じるほか、ティム・ロビンス、ビル・プルマンらが顔をそろえる。

2019年製作/126分/G/アメリカ

原題:Dark Waters
配給:キノフィルムズ

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ラジオジ・映画批評シネオジBy ラジオジ