NYLON與我們的自由時代

鄭南榕記念館オーディオガイド 8.鄭南榕と三大運動:(5) 新しい国家


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【鄭南榕と三大運動:(5) 新しい国家】



1987年7月に戒厳令が解除された後、8月に数多くの政治的受難者(政 治犯にされていた人びと)は集り、「台湾政治受難者連合総会」を立ち上げ、 創立大会では、「台湾は独立するべき」ことを主張する会則を可決しました。 そのために主要メンバーの蔡有全 、許曹徳は逮捕され、「国土を盗み取る計 画を準備」しているといった重い罪でそれぞれ懲役11年と10年の判決を 言い渡されて即刻収監されました。


蔡有全、許曹徳を応援し、また住民自決の空間を勝ち取るため、政治受難者 団体と鄭南榕は翌年の1988年に「新国家運動」を推進し、11月16日 から40日にわたって台湾全島を行脚しました。町から町へひっきりなしに 歩き、平和的な方法で「新国家・新憲法・新文化」の主張を掲げて全住民に 台湾へのアイデンティティーを喚起し、台湾の未来に関心をもつようにしま した。


なぜ鄭南榕は新しい国家を作り上げようと考えたのか。かつて彼は胸中を明 かしたことがあります。大学時代からずっとそれを考えていたが、週刊『自 由時代』の創立に伴い、公に台湾独立への主張を徐々に明らかしていきまし た。これは深く熟考したものです。台湾は植民地的統治から離脱すべきであ り、台湾は真の独立ができてこそ、台湾人の人権と政治的な民主主義がはじ めて保障されると彼は考えました。

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NYLON與我們的自由時代By 鄭南榕基金會