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自分のできる範囲でいいから、種を蒔く——『わたしの農継ぎ』ー著者・高橋久美子さん インタビュー


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「 #今日発売の気になる新刊 」は、ブック・コーディネイターの内沼晋太郎が、年間7万点も発売される新刊の中から、気になる一冊を選び、平日ほぼ毎日紹介していく番組です。本にまつわるあらゆることを扱う「 #本チャンネル」の看板コンテンツです。本は出会ったときが新刊ですので、ぜひアーカイブも合わせてお楽しみください。


【取り扱い書店】

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本チャンネル書店(バリューブックス/オンライン)

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キャンペーンコード:TBCUCNM

【書籍について】

高橋久美子(著)『わたしの農継ぎ』(ミシマ社)

1980円(1800円+税)|2024年9月17日発売

稼ぐためではなく、風景や知恵や種を、受け継ぐために。

地元(愛媛)では農、東京では作家。

チームで畑をして、ときにバンド活動も。

模索した、新しい農のかたち。

農業にかぎらず、あらゆる分野で継承の問題に奮闘する方たちへ贈る一冊。

――本文より――

その人の人生の一部に土があるということ。それは農業うんぬんの前に、生きることや生命のルーツを知ることにもなると思う。自分の食べるものを自分で採取するという行為は、あまりにも現代人の生活に欠けていて、それなのにあまりにも生物の根本だった。

畑は、本当は世界で一番豊かな作業場だ。忘れがちだけど、宇宙にいつも触れることができるのだから。さまざまに五感を刺激され、それを音楽とか詩に昇華し、畑帰りに曲を作り歌う日もある。

私たちのように職は別に持ち、自給自足+αを目指して活動する農家が、もっといてもいいはずだ。そして、やれなくないよ、とここに記したい。


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【出版社のみなさまへ】

紹介する本は、主にJPROの情報から1ヶ月ほど前に選んでいますが、情報が十分でないと感じています。よろしければぜひ、より早い段階で新刊情報をお寄せください。

https://forms.gle/B7nnBkX5MbfAmM7J8


【動画の目次】

00:00 わたしの農継ぎ

02:01 「農継ぎ」とは

04:04 獣害対策の労力と精神的ダメージ

09:40 2拠点生活の意義

12:27 農家としての孤独

18:04 チーム農業はバンドと似ている

24:50 一人一人を信じて縁が生まれる

27:56 農業、土地、土を身近に感じてほしい


【本日のゲスト】

高橋久美子/作家・詩人・作詞家

1982年愛媛県生まれ。音楽活動を経て、詩、小説、エッセイ、絵本の執筆の他、様々なアーティストに歌詞提供を行う。現在は愛媛と東京の二拠点で暮らし、愛媛では農家をしている。著書に『その農地、私が買います』(ミシマ社)など多数。


【クレジット】

配信日:2024年9月17日(火) 

ホスト:内沼晋太郎

動画編集:樺沢孝彦

制作スタッフ:西尾清香、神谷周作、生江秀(バリューブックス)

ご連絡、ご依頼はメールにてお願いします。


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