著名人が波乱の人生を語る ロングインタビュー
産経新聞に連載された記事などを再構成して音声化しました。
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10日に60歳の誕生日を迎えた河野太郎デジタル相へのインタビュー「跳べ! 年男・女」の取材音源を公開します。
河野氏は、次の自民党総裁選に出馬するかとの質問に対して「そういう話ばっかり聞くからマスメディアが信用されなくなって…。もっと大事な質問がいっぱいあるだろうに…。政治部って勉強しないからさあ、マスメディアが没落していくあれだと思います。もうちゃんとした実のある質問をしてほしいね。12年に1回だったのに」と、記者に苦言。
「うさぎの上り坂」ということわざについて、「あんまり上り坂でもないんだけどね。これだけマイナンバーカードが順調に進んできているわけだから。平坦な所を全力疾走すればいいじゃない」と述べ、「今年はマイナンバーカードで世の中を便利にしようということです」と意欲を示しました。(聞き手・奥原慎平、小川真由美)
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歌手の加藤登紀子さんが自らの半生を振り返る、最終話。
「昭和43(1968)年の東大卒業式ボイコット闘争で、ジーパン姿で座り込みに加わったときに、加藤登紀子であることから逃れられなくなったと思う。もう一つの転機は(獄中)結婚かな。これはもう、どうしようもない(苦笑)。私のボディーガードを自任する永六輔さんは、芸人というのは元来、お客さんあってのものだから、旗幟鮮明にしないほうがトク、その範囲で自分を発揮すればいいのであって、あまり生身で動いたりするのは心配だなんて、よく忠告してくれました。
ただね、私はあくまでも歌手なんですよ。運動家じゃありません。愛すること、語りつぐこと、旅すること、抱きしめること…詞を語る、ストーリーを歌うことは全てがメッセージですよね」
※このエピソードは、2016年に産経新聞紙面に掲載された「話の肖像画」を、加藤登紀子さんの次女である、半農半歌手の Yae さんが代読したものです。
加藤登紀子プロデュース『Yaeコンサート2022「for you」今、あなたに伝えたい @東京・渋谷伝承ホール』が11月10日に開催されます。
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■加藤登紀子(かとう・ときこ)
昭和18年、ハルビン(現・中国東北部)生まれ。東大文学部卒。在学中の40年にシャンソンコンクールで優勝。41年「赤い風船」でレコード大賞新人賞、46年「知床旅情」で同歌唱賞。「ひとり寝の子守唄」「百万本のバラ」などヒット曲多数。女優、声優としても活躍した。
■Yae(やえ)
昭和50年、東京都生まれ。加藤登紀子さんの次女。平成13年に歌手としてデビューし、 NHK「みんなのうた」や人気ゲームソフトの主題歌などを歌唱。代表曲「名も知らぬ花のように」は東日本大震災応援メッセージソングとして採用された。現在は、千葉県鴨川市の「鴨川自然王国」でスローライフを送りながら音楽活動を続けている。
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・『競うライバル物語 ザ・ドリフターズ VS コント55号』:ザ・ドリフターズにも苦しい時代もありました。ドリフの前に立ちはだかったのは「コント55号」。〝視聴率100%男〟の欽ちゃんの快進撃を前に、いかりや長介さんも勝負を諦めていたといいます・・・
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歌手の加藤登紀子さんが自らの半生を振り返る、第4話。
「藤本(敏夫氏)との(獄中)結婚を決めたのが昭和47(1972)年春、そのときはもう歌手を辞めてもいい、と思っていましたね。所属事務所の石井好子社長(シャンソン歌手)に伝えると、結婚も出産も賛成してくれました。石井さんは、『仕事はもうしなくてもいい。でもね、歌手を辞めるかどうかは、あなたの心の中にしまっておきなさい』って。「知床旅情」でレコード大賞歌唱賞を取った翌年だったから、既に仕事はいっぱい入っていたと思う。後で聞いたら、石井さんは周りから『何であんな結婚を認めたんだ』としかられたそうです。石井さんの決断には本当に感謝しています」
夫妻は3人の娘に恵まれ、藤本さんは農業や環境問題にのめり込む。そして、平成4年の参院選に、ミニ政党を作って出馬することを決意。それが大きな波紋を呼ぶことに・・・
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歌手の加藤登紀子さんが自らの半生を振り返る、第3話。
「その日(昭和35年6月15日)、高校(東京都立駒場高校)2年生の私は同級生らと一緒に国会前にいた。60年安保反対の闘争がヤマ場を迎えて、異様な雰囲気…。そのうちに『高校生は帰れ、特に女子は残るな』という指令が来て家へ帰ったのですが、夜のニュースで東大生の樺(かんば)美智子さんが亡くなったことを知りました。そのことが東大を目指した、きっかけの一つでしょうね。「樺さんの後を継ごう」って。」
加藤さんの回顧は続く。
※このエピソードは、2016年に産経新聞紙面に掲載された「話の肖像画」を、加藤登紀子さんの次女である、半農半歌手の Yae さんが代読したものです。
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平成4年、父、幸四郎さんが82歳で亡くなったとき、遺骨をスンガリー(松花江)に流した。登紀子さんの生まれ故郷で、両親がこよなく愛したハルビン(現中国東北部の都市)を流れる川である。ロシアの専門家を養成する哈爾濱(ハルビン)学院出身の父の夢は「ハルビン発パリ行きの列車に乗る」ことだった。
加藤さんが当時を振り返る。
「父は、お酒が好きで、歌が好きで、何より人間が大好きな人。戦後、引き揚げてきて、レコード会社に勤めたり、興行師になったり、ロシア料理のレストランを始めたり…どんどん何かをおっ始める、怒濤のように切り開く、そして家族を路頭に迷わせる(苦笑)」
加藤さんが、自らの反省を回顧する。
※このエピソードは、2016年に産経新聞紙面に掲載された「話の肖像画」を、加藤登紀子さんの次女である、半農半歌手の Yae さんが代読したものです。
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終戦の年、ソ連軍(当時)が満州に攻め込んできたとき、後に歌手となる加藤登紀子さんは満州のハルビンに住んでいた。加藤さんが当時を振り返る。
「父(幸四郎(こうしろう)さん=平成4年死去)は戦争へ行ったまま。守ってくれる国も部隊もなくなり、ハルビンに残された30歳の母は3人の幼子を抱えて自分を奮い立たせました。『私の生き抜く力と判断だけが頼りなんだ』と。そこから母の本当の人生が始まったのです。仕事を、食料を懸命に探し、略奪に来たソ連兵にも毅然と対応しました。一対一の人間同士なら、必ず分かりあえる。母の言葉は私の教訓になりました」
加藤さんが、自らの反省を回顧する。
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NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」(平成8~9年)でオーロラ輝子を演じたことで知られる女優の河合美智子さんは、平成28年に脳出血で倒れ、リハビリを経て復帰しました。
インタビューの前半はふたりっ子や紅白歌合戦出場の思い出を、後半は闘病生活などを夫の峯村純一さんとともに語っていただきました。(聞き手・産経新聞社 三宅令)
■河合美智子(かわい・みちこ)
昭和43年、神奈川県出身。58年に映画「ションベン・ライダー」でデビュー。平成8年のNHK連続テレビ小説「ふたりっ子」で演じたオーロラ輝子が人気を呼び、ドラマ内で歌った「夫婦みち」もCD化され大ヒット。翌年のNHK紅白歌合戦に出場した。演技派女優として活躍していたが、28年に脳出血を発症。懸命のリハビリで仕事に復帰し、女優業のほか、講演活動なども行っている。30年に兵庫県豊岡市に移住。たじま観光大使も務める。
■写真と記事を、ウェブ「産経ニュース」でお読みいただけます。
また、後編も記事ページにてお聴きいただけます。
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記事ページ(リンク)
■河合美智子さんがナレーションを務める、産経ニュース「おしんブームが残したもの」もぜひご覧ください。
産経ニュース「おしんブームが残したもの」」(リンク)
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元厚生労働事務次官の村木厚子さんは平成21年、嘘の公文書を作成した容疑で大阪地検特捜部に逮捕されました。しかし、検察が証拠を改竄(かいざん)していたことが発覚し翌年無罪判決を勝ち得ました。勾留された164日間、村木さんはいったいどんな気持ちで過ごしたのでしょうか。
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