Easy Deep Japanese with Aiko | Why Why Nihongo

#005 Why「うれしい」と「たのしい」は違う? | Why Do Japanese Use Two Different Words for “Happy”? (Free Transcript)


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このエピソードでは、日本語の「嬉しい」と「楽しい」の違い(ちがい)を、やさしい日本語で説明しています。

下に、音声と同じ日本語スクリプトをそのまま載せています。聞きながら、復習に使ってください。

【Full easy Japanese transcript : やさしい日本語スクリプト全文】

みなさん、こんにちは。日本語教師の あいこ です。

このポッドキャストでは、日本語の「なぜ?」について、やさしい日本語で、ゆっくり説明しています。

今日のエピソードのスクリプトは、概要欄(がいようらん)のリンクから、無料(むりょう)で読むことができます。

この番組(ばんぐみ)は、 Spotify、Apple Podcast、そして YouTube で聞くことができます。


今日のテーマは、 「嬉しい」と「楽しい」の違いです。

これは、日本語を勉強している人から、よく聞かれる質問(しつもん)です。

特に、英語を話す生徒さんから、「 嬉しい と 楽しい、どちらも happy じゃないんですか?」と、よく聞かれます。

今日は、この二つの言葉の違いを、いっしょに見ていきましょう。

まず、品詞(ひんし)を見てみましょう。

「嬉しい」も、 「楽しい」も、どちらも、い形容詞(いけいようし)です。i-adjective です。

文法的(ぶんぽうてき)には、同じグループの言葉です。でも、意味と使い方(つかいかた)は、はっきり違います。

英語にするとどうなるか、考えてみましょう。

よく、こんなふうに説明されます。

「嬉しい」は glad、「楽しい」は fun

これは、大きくは間違っていません。

でも、この対応(たいおう)だけで覚えてしまうと、日本語の使い分けが、分かりにくくなります。

なぜでしょうか。

英語の glad は、理由(りゆう)といっしょに使うことが、とても多いです。

たとえば、“I’m glad to see you.”

一方で(いっぽうで)、日本語の「嬉しい」は、理由(りゆう)を言うこともありますが、理由(りゆう)を言わなくても、自然に使えます。

理由(りゆう)を言うパターンは、例えば

「今日は、会えて嬉しかったです。」

というフレーズです。

理由(りゆう)を言わないパターンは、例えば、知り合いからお土産(おみやげ)をもらったときに、

 「嬉しいです。ありがとうございます。」
というフレーズです。

目の前で、誰かにお土産をもらった場合、どうして嬉しいかは、お互いにもう分かっていますよね。

だから、言わない方が自然です。

また、fun は、 「楽しい」にかなり近い言葉が、日本語の「楽しい」は、時間や体験(たいけん)にフォーカスしています。

それでは、それぞれの意味を見ていきましょう。

まず、「嬉しい」です。

「嬉しい」は、何か出来事(できごと)やイベントがあったときに、その出来事(できごと)に反応(はんのう)して生まれる気持ちです。

たとえば、

プレゼントをもらったとき。いいニュースを聞いたとき。会いたい人に会えたとき。

例文です。

「プレゼントをもらって、嬉しいです。」

「JLPTに合格して、嬉しかったです。」

出来事(できごと)があって、それに対して、気持ちが「パッ」と動く瞬間(しゅんかん)。

それが、「嬉しい」です。

次に、「楽しい」です。

「楽しい」は、ある時間や体験(たいけん)について感じる気持ちです。

たとえば、

旅行の時間。
パーティーの時間。
友だちと話している時間。

例文です。

「旅行は楽しかったです。」

「友だちと話すのは、楽しいです。」

「楽しい」は、一つの出来事(できごと)というより、その時間全体(じかんぜんたい)・経験全体(けいけんぜんたい)をどう感じたかを表す言葉です。

ここで、具体的な例文を使って、比べてみましょう。

二つの、とてもよく似ている文があります。

「久しぶりに友達に会えて、嬉しかったです。」

「久しぶりに友達と飲みに行って、楽しかったです。」

どうして、一つ目は「嬉しかった」で、二つ目は「楽しかった」 なのでしょうか。

一つ目の文では、 「友達に会えた」という出来事(できごと)に対して、気持ちが動いています。

だから、 「嬉しかった」が自然です。

二つ目の文では、友達と一緒に過ごした時間や体験(たいけん)について話しています。

だから、「楽しかった」が自然です。

同じ「友達」でも、何に対する気持ちなのかで、使う言葉が変わります。

よくある間違いとして、

どんな場面(ばめん)でも、 「嬉しい」と言ってしまう。

または、どんな場面(ばめん)でも、「楽しい」と言ってしまう。

というものがあります。

たとえば、

「パーティーに行って、嬉しかったです。」

これは、少し不自然(ふしぜん)です。

「パーティーに行って、楽しかったです。」こちらが、自然(しぜん)です。

また、プレゼントをもらったときに、

「えーありがとうございます。楽しいです。」

と言うと、変に聞こえます。

プレゼントをもらったときは、 「えーありがとうございます。嬉しいです。」が自然(しぜん)ですね。

今日のポイントを、もう一度まとめます。

「嬉しい」は、出来事(できごと)に反応(はんのう)して生まれる気持ちです。

「楽しい」は、時間や体験(たいけん)について感じる気持ちです。

英語にも近い言葉がありますが、完全(かんぜん)に同じではありません。

みなさんに質問です。

最近、嬉しかったことと、楽しかったことは、なんですか?

ぜひ、コメント欄で教えてください。

今回のエピソードのやさしい日本語スクリプトは、概要欄(がいようらん)のリンクから無料で読むことができます。

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それでは、また次のエピソードで。
バイバイ!

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