げんしじんのやせいラジオ

#059 君のテレフォン・ナンバー6700


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そして少年は大人になり、夜の本当の暗さを知った。ところどころ舗装がハゲた道。ガリガリの犬。もう崩れそうな文化住宅のモルタル壁には真新しい公明党のポスターが風に靡いている。少し遠くで誰かの叫び声と何かが割れる音が聞こえた。此処は終わっている。マジで終わっている。ので、せめて記憶を無くそう、明るく生きようと思い普段より多く酒を飲もうよブラザー。と、こうして角度の低い目的で集まっている僕たちはラララ僕たちはつまり柔道着より空手着の方が安い。なぜなら空手着は柔道着に比べて生地が薄いから。という話を数十回繰り返したらけんもほろろに宴もたけなわ、ほな今日の日はサヨウナラ、三々五々に爆散しましょかというタイミングで自称"毎日一日一善オジサン" a.k.a オジサンは斯く語り始めた。曰く、今の時代は良い。本当に良い。なぜなら電話があるから。オジサンらの頃は手紙やった。今は電話ですぐに世界中どことでも繋がれるのでそこが良い。電話を発明したジェイソンは天才だ。電話だけじゃない。蓄音機も電球もジェイソンが発明したので偉大だ。俺もいつかジェイソンみたいになる。blah blah blah……。つたなくまとまりが無く中身が薄く長い話だった。話し終えたオジサンはしかしとても素敵な笑顔であった。でもオジサン、ジェイソンじゃなくてエジソンだし、電話を発明したのはエジソンじゃなくてベルだよ。と訂正しようとしたけど、オジサンの枯れたルックスに見合わないピュアな瞳、つーか有り体に言うと知性の光が認められないその瞳に見つめられるとなんだか急激に切なくなって、オジサンのゴツゴツとした見るからにヘヴィデューティなお手手を握り「ほなまた会おな」とウソだけついてみんなとは別れた。そして少年は大人になり、夜の本当の暗さを知った。わけても独りで過ごす夜の暗さを。無性に誰かと会話したい。たとえそれが電話越しであれ。といった理由があってかどうか、どうなのか、電話をかけました。


☆毎週月曜正午ごろに更新☆


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