本おたくとよもやま話

#091 日本語再定義


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今回取り上げる本は『日本語再定義』です。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09389813
著者:マライ・メントライン
日本で暮らすドイツ人の著者が、ワークライフバランス、外タレ、サボる、エモいなど様々な言葉を題材に、日本とドイツの文化の違いを分析した一冊。言葉から見える両国の価値観の違いが面白い
【話すこと】
・著者マライ・メントラインさんは長年日本で暮らすドイツ人。言葉を題材に日本社会とドイツの違いを語る
・「日本には四季があります。じゃあ外国にはないのかよ」というツッコミ
・バカンスに向いていない日本人:効率化で時間が空いたらドイツは休む、日本は更に仕事を増やす傾向
・「念のため」の先回り対応で結局休めない日本人。えなりも旅行時にパソコンを持参してしまう
・日本人は「頑張る」が評価される文化。成果よりもプロセスが重視されがち
・ドイツ語の「忖度」に該当する2つの表現:「発言なしの指示」と「先回りの服従」
・どちらが主体となって忖度が生まれているかがわかる、ドイツ語の分析力の高さ
・日本語の「理屈」もドイツ語では「理由」と「論理」に分かれる。日本語のあいまいさとニュアンスの豊かさ
・ドイツに生まれたのにドイツに居づらいマライさん。生まれ育った国が必ずしも心地よいとは限らない
・「憧れの人物がどの国の人か」と「住みやすさの感覚」
一言
言葉から見える文化の違い。当たり前に使っている日本語を、外国人の視点で再発見する面白さ
関連エピソード:「#078 日本語教師、外国人に日本語を学ぶ」
https://stand.fm/episodes/6815dc822f0cfc3f5f7169a5
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本おたくとよもやま話By えなり&たかしお