日本語ペラペラジオ[Casual Japanese radio for leaners!]

#13 あのとき、なんと言ってたらよかった?[さなポン]


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人生には、質問されたり、変なことを言われて、「私、あの時、なんと言ってたらよかったんだい!」って思うときがありますよね。人生を振り返って思うことを話してみました。(さなポン)


スクリプト:


 あの時、なんと言ってたらよかったんだい!って言う話なんですけど。


 日本では年齢を聞くのは失礼なことなんですね、特に女性に対して「おいくつですか」とか「何歳ですか」っていうのは失礼なことなんですよね。あんまり聞かれることとか聞くこともないんですが、最近よく聞かれる。

 なんでみんな知りたいの私の年!っていうね。


 もう本当に何か、立て続けに、もうトントントントンと。何か「あれ、さなポンさん何歳ですか」、とか、「さなポンさん何歳?」とかめちゃめちゃ聞かれるんですよ。何なんですかね。特に、年上から聞かれることが多いんですよね。


 「数年前まで何歳に見えますか」とか言ってたんですけど、もう、困る質問ナンバーワンじゃないですか。

 向こうも、「何歳に見えますか」って私が言うと、えっ…みたいな、困った顔するのをわかるので、もうやめました。そういうことは一切言ってません。もう「何歳?」と聞かれたら、もうはっきりずばりすぐ、ポンとすぐ私の年齢言うんですが。


 で、それを年齢、私何歳ですって言うと「へー」みたいな。「ふーん」って言われるんですよ。

 もうちょっとなんか欲しくないですか?

こっちは秘密じゃないですけど、話したのに。それに対して「へー」なので、私もなんと言ったらいいんですか!っていう。(笑)

 本当になんで知りたいの?(笑)

 

 私が年齢を言って、そういうリアクションなら、失礼じゃないですか。そのリアクション、返しも、「へー」で終わると、こっちもなんか「思ったより若くなかったですか…?」とか「 やだー」じゃないですか、もう。

いろいろ考えちゃうよっていうので。


 ほんと、立て続けに同じ質問されて、だいたいみんな「んー」って言う。どうでもいいなら聞かないでほしいですよね。

 で、私もそれ言われて、言い返したいですよ。あなたは何歳なんですかと。おいくつなんですかと。でも日本で、女性なので、女性に年齢を聞くのは失礼かなと思って、私は聞いていません。


 そして知っても、興味がないというか。そもそも。

皆さん、年気にしますか?

 ちょっとあんまりなんか、気にしないですね。もうこれぐらい、30歳にもなりまして、全部同じかなと。


 誕生日もいつのまにか、嬉しくなくなりましたね。


 このお仕事していると、もう、学生から「おめでとうございます」「誕生日おめでとうございます」とか、いっぱいプレゼントとか、手紙とか、ありがたいです。くれるんですよね。

 もう本当に手紙嬉しいですよ。もらうプレゼントも嬉しいんですが、「誕生日イエーイ!!」っていう気分では、もうないですね。落ち着いちゃいましたね。



  学生時代で言うと、結構元気で明るいクラスの女子だったので、「さなポンちゃんになりたいな~」とかよく言われてたんですよ。なんて返したらいいんですかこれ。「あなたになりたいな」って言われて、なんと言ってたら良かったんだい!

 

 そんな私、楽勝(らくしょう)に見える?っていう。

そんな365日、楽しそうに見えますかね。私も辛い時はあるよっていう。何を知ってるの?って、まず思っちゃいますよね。



 で、 学生時代の話で言うと、大学時代、就職活動(しゅうしょくかつどう)ですね。就活(しゅうかつ)。 思い出したくないですね 。私の黒歴史(くろれきし)かもしれませんね 。一番きつかったなぁ。


 日本の就職活動ってどうだろう……。

外国と比べて、違うのかな、わかりませんが、


 まず日本の就職活動は大学3年生の冬頃から始まるんですね。

 まだゼミして、専門の勉強もしたかなしてないかなくらいで、もうなんか、就職のセミナー。まずは自己分析(じこぶんせき)ですね。自分はどんな人か、っていうのをそういうセミナー受けるんですよ。こういう風にして、自分の良いところとか、悪いところっていうのを知っていく、言葉にしていく、っていう自己分析をしますね。


 そういうのをしていたら、今度は企業分析(きぎょうぶんせき)ですね。今度は会社の、どんな会社があるかなとか、どんなところで働きたいかな、いろんな業種、仕事の種類とかを 調べていくんですよね。

 そういうのを、大学生の3年生 、4年生の始まりぐらいにして、いよいよ、すぐですね、面接とか、……何でしたっけ、 エントリーシートっていう、履歴書(りれきしょ)みたいなのを Webでインターネット、パソコンで作るんですよ。


 インターネットを通して、面接したい会社に応募していく、で、第1次試験、2次試験、3次試験、…あ、面接か。1次面接、2次面接っていう風に進んでいくんですよね。


  

 これが日本の就職活動の基本的な流れになるんですけど、私、どうも好きじゃなくて。

 まず、自分と向き合ってなかったのが悪かったんですが、なんかまだ働きたくなかったんですよね。大学生だけど、ちゃんと勉強してないような気がして。
 「大学3年間4年間、何してたのかな。高いお金を、学費で払って、それに見合うことをしてたかな。このまま大学終わって就職、働くことになってもいいのかな」みたいな、

 ずーっと答えがわからないまま、日本人が通る道、“普通のレール”に乗っかってしまったんですね。

言われるがままっていう感じで。


 みんなと同じようにエントリーシートを作って、インターネットで興味があること――特になかったんですけど、いろいろ応募していったんですよね。


 で、たくさん「お祈り(おいのり)メール」。お祈りメールっていうのは、落ちることですね。不合格のメールのことなんですけど、

「採用には至りませんでした。でもあなたのこれからの活躍をお祈りしています」っていうメールが来るので、お祈りメールって通称で言われているんですが、たくさんもらいました。お祈りメール。

たくさんの企業に祈ってもらいました。祈ってもらいまして、今いるんですが、ここに。(笑)


 ある企業の最終面接(さいしゅうめんせつ)ですね。

 最終面接で言われた質問、今でも覚えているんですが、

「あなたをジブリの作品に例える(たとえる)なら何ですか?」って聞かれたんですよ。

 えー、じゃないですか。

 

 ジブリってまずご存知ですか? 『となりのトトロ』とか『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』のジブリスタジオの作品に、あなたを例えるなら――。


 これ、本当に今まで、今でもですね、何と言ってたら良かったのか、まったくわからない。何が正解なんでしょう。倉川先生に聞きたいですね。


 そして、だいたいあの、面接の最後に「最後に質問ありますか?」って言われるんですよね。これもわかんない。

 まあ、正解で言うと、最後の話せる場なので、自分の自己アピールとか「これから頑張りたいです!」っていう情熱を話せばいい、というのが正解らしいんですが。


 「最後に質問ありますか?」――はい、って言って。私は「御社(おんしゃ)で一生懸命、精進(しょうじん)してまいりますので」って、自己アピールできるような人間ではなかったので、いつも「ないです」って言ってたんですが。

難しいですね。これ、いつも嫌でしたね。


 「最後に質問ありますか?」これ嫌だったな。

 っていう感じで、いくつか今挙げたんですが、やっぱり人生というか、振り返って「なんて言ってたら良かったんだろう?」って、ふと、何にもしてない時――多分お茶を飲んでる時とか――ふっと思い出すんですよね、この過去の記憶(きおく)が。


 でも、思い出したところで時間は戻らないし、何の意味もない時間なんですが、ちょっと今日はこのテーマで話させてもらいました。



 ドラッグストアで働いてたことがあるんですよ。

 その時、一緒に働いてた年上の社員さんがね、女性の方なんですけど、仲良くなりまして。

あんまりお客さんがいない時間でしたね。夜7時ぐらいだったかな。全然お客さんもいない時に、仕事中ですが、全然プライベートな話をしてたんですよ。


 ちょうどその時、サプリメントが近くにあって、

急に「ねえサナポンちゃん、私に合うサプリってどれかな?」って言われたんですよ。

 「なんて言えばいいの?」っていう。知らないし、あなたのこと。そして何? 体調が悪いかどうかもわからないのに。何この質問、と思って。すごい今でも覚えてるし、答えが今でもわからないです。


 いや、無難に「ビタミンCです」って言えばよかったんですかね。わからない。私はもうわからない。


 だから、言った人はたいして何とも思ってない質問だと思うんですよ。気にもしていない、忘れてる質問だと思うんですが、ちょっと忘れられない人間もいるっていうことを忘れないでほしい。


 もう、わからない。私はこれからこの先、「なんて言ってたらよかったんだろう」って、あと何回思うんだろうっていう、ちょっとそんな心配もしちゃいました。

以上、さなポンでした。

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