5分 de ヒストリー ~歴史・世界史・日本史・学び直し/クロノ

#160 【通史】世界史⑧中世ヨーロッパの発展12:教皇権の衰退その2


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教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第144回目は「教皇権の衰退その2」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。


◇オリジナル基本

教会大分裂とともに教会の堕落や腐敗を批判する運動が広がる。イギリスでは神学者のウィクリフが信仰のよりどころを聖書のみに求め教皇制度を否定した。それに共鳴したプラハ大学学長のフスは教皇から破門されながらも教会改革を推進する。

神聖ローマ皇帝の提唱でコンスタンツ公会議が開かれた。複数の教皇が並立する教会大分裂を収拾し、統一することには成功したが、同時にフスを処刑したことで、後の宗教改革へとつながる火種を残す。その後、ボヘミアではフス派の反乱(フス戦争)が続くなど、教皇権の勢いは戻らなかった。


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