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教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第148回目は「百年戦争」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇オリジナル基本
1337年から1453年にかけてイングランドとフランスで行われた争いを百年戦争という。
1328年にフランスでカペー朝が断絶しフィリップ6世が王位を継承、ヴァロア朝が始まる。彼は王権を強化し、フランス全土を国王の直接支配下に置くことを目指していた。即位後まもなく、毛織物産地のフランドル地方の支配権を強化している。ここはイングランドにとって重要な羊毛輸出先であり、経済的な結びつきが非常に強かった。しかし国王エドワード3世は、国内政治が不安定だったため対抗措置がとれなかった。
1337年にフランス王がイングランド王に対してギエンヌ地方の没収を宣言する。フランス王の家臣という立場では領土を守れないと悟ったエドワード3世は母がカペー家出身であることから、自身こそが正統なフランス王位継承者であると宣言し、戦争が始まった。
By クロノ教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第148回目は「百年戦争」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇オリジナル基本
1337年から1453年にかけてイングランドとフランスで行われた争いを百年戦争という。
1328年にフランスでカペー朝が断絶しフィリップ6世が王位を継承、ヴァロア朝が始まる。彼は王権を強化し、フランス全土を国王の直接支配下に置くことを目指していた。即位後まもなく、毛織物産地のフランドル地方の支配権を強化している。ここはイングランドにとって重要な羊毛輸出先であり、経済的な結びつきが非常に強かった。しかし国王エドワード3世は、国内政治が不安定だったため対抗措置がとれなかった。
1337年にフランス王がイングランド王に対してギエンヌ地方の没収を宣言する。フランス王の家臣という立場では領土を守れないと悟ったエドワード3世は母がカペー家出身であることから、自身こそが正統なフランス王位継承者であると宣言し、戦争が始まった。