100（後編4②）＞ 

ラジオ収録2023年11月2日

「レオンラジオ日の出」テーマ曲 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、ED 「遺伝子の舟」司会 楠元純一郎 中国語翻訳・朗読 レオー（中国語講師・中国大慶の小学校美術教諭）読解者・朗読  松尾欣治（哲学者・大学外部総合評価者）読解者  福留邦浩（国際関係学博士）聴講   劉雯、劉凱戈、李可心、孟徳偉、吉川佳太、沈苁怡、孙轶凡軼凡

私はみちみち帽子が曲つたの、首がこごんだの、売出しの提灯にみとれたの、手のふりやうが等分でないのと頭のてつぺんから足の先まで小言をくひながら気ぼねと遠みちとでへとへとに疲れたあげくやつと釣り堀の旗竿のしたをくぐつてほつとすると間もなくじめついた堀のふちに坐らされ ああまたここで一日か と思ふと性も骨もぬけてうんざりしてしまふ。

＜みちみち→目的地への道中のここかしこ。こごむ→屈む。みとれる→見惚れる。ふりよう→振り様、振り方。てっぺん→最高地点。小言（こごと）→ぶつぶつ文句を言うこと、不平、苦情。小言を食う→一方的に受ける、もらう→置いてきぼりを食う。時間を食う、年を食う、手間を食う→消費する。気骨（きぼね）→気遣い、気苦労、きぼねが折れる→気を遣って苦労が多く疲れること。骨を折る→尽力する。では気骨（きこつ）は？→自分の信念をもち、何事にも屈しない強い意気、反骨精神→不正なものに対する反抗的気質。遠みち→道中が長いこと。性も骨もぬけて→精魂尽き果てて、疲れる。うんざり→これ以上、我慢できないほど嫌になること。＞

一路上，他要么说我的帽子戴歪了，要么批评我走路垂着头，要么训我不该看街边促销的灯笼入了迷，要么念叨我走路时摆手的幅度不一致……总之是把我从头骂到脚。忍着精神上的疲乏走完漫漫长路，我已是累得要死要活，好容易坐在鱼池前的旗杆下面喘了口气，哥哥立刻让我坐在潮湿的鱼池旁。一想到又要在这里度过一整天，我就烦躁得不行，身体和精神都像是散了架