先週、都内某所で寿司ネタのドラフト会議が行われ、抽せんの結果、やまち・ばやし両店はそれぞれが営む寿司屋のコンセプトに沿った寿司ネタの交渉権を獲得した。

アラサー世代の女性客をターゲットとした寿司屋を展開するやまち。握りからは7貫、軍艦からは1貫をピックアップした。注目は老若男女、幅広い世代から愛される、旭川大高の主砲・サーモン。1年春からベンチ入りし、高校通算108本塁打を誇る。既にいくら軍艦（現日本ハム）が北海高時代に記録した高校最多114本塁打も射程圏内だ。また目が離せないのは、赤身界の“ボンズ”こと、東海大相模のマグロの大トロも1年夏から4番を務める長距離砲だ。ほかにも最速147キロを誇る仙台育英の左腕・ほたてにも注目だろう。

続いて、高級寿司の激戦区となりつつある麻布十番で寿司屋を営む、37歳2代目店主のばやし。握りからは5貫、軍艦からは3貫をピックアップした。注目は珍味界の黒船、ウニ軍艦。遠投100メートル、二塁送球1.8秒台をマークする強肩の捕手。1年秋から公式戦では一度も単独スチールを許していない。握りは昨年のシャリ選抜を制した佐賀北の十腕・イカと、夏の甲子園優勝右腕の東海大相模・マグロの赤身を選出した。その他注目お寿司のピックアップには成功したが、不本意な形で選出漏れしたマグロの大トロの穴を埋めるべく、今後は大型補強が必要となるだろう。

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