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2073) 乱暴に生きてきた、思いの世界を蹴散らし、思うことを軽んじて生きてきた、そう思います。形の世界にのみ自分を向け、その中でいかに生きていくか、そんな算段ばかりをしてきたと思います。
肉で生きてきた哀れな自分、みすぼらしい自分、温もりの自分の世界、喜びの自分の世界を感じていけばいくほどに、そんな自分の姿が露わになってきます。
取り繕っても、修復しても、空しくて切なくて何とも言えない思いを感じてきました。それが地獄の叫びでした。心の奥底から絞り出すような叫び、思いに重いぶ厚い蓋をして、自分を閉じ込めてきた、それが肉として生きるということでした。
形を見ればどんなに華やかで煌びやかでも、本当の自分を捨て去り忘れ去った心の中は、本当にみすぼらしいものだということ、それを心から知っていくことが待たれている、そういうことです。
全部自分の心で分かることです。勇気を持って、自分と真向かいになって、本当の自分とともに生きていく道を選び取っていきましょう。