祖父は当時の年齢では徴兵されないはずだったのですが、自分で志願して繰り上げで軍に入ったと聞きました。どうせ行くなら早い方が良いと思ったそうです。ところが、すぐに終戦になり、北朝鮮あたりにいたようで、ソ連の捕虜になりシベリア抑留となってしまいました。細かいこと来週に話そうと思いますが、祖父はいつでも笑って教えてくれました。常に前向きだったんだなと思います。一緒に暮らしていた時は、外交的ではなく気難しい印象が強い祖父でしたが、私が小学生のころは漢字の書き方を教えてくれたり、幼児期に壊したオモチャを直してくれたりして、優しい面もありました。ただ、私の母は相当苦労していた記憶があります。今でも、私の妻も私の両親に気を遣っていますが、私の母は時代的に男尊女卑の雰囲気が祖父にはあったと思うので、より大変だったと思います。色々振り返ると今私が生きているのは家族の存在無くしてあり得ないんだなと思います。
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