日本語ペラペラジオ[Casual Japanese radio for leaners!]

#29 日本語の先生、SNSを始めてやめる


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 みなさんはSNS(social networking service)を使っていますか。実はわたしたちもあまり使っていませんが…でも最近、倉川は新しいSNSを使い始めました。[倉川]


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倉川:さなポン先生、ちょっと聞いてくださいよ。

さなポン:どうしたんですか、倉川先生。

倉川:SNSってわかりますよね。

さなポン:ソーシャルネットワークサービスのことですよね。

倉川:自分の近況を友達にシェアしたりとか、友達に連絡したりとかするときに使えるインターネットのサービスですよね。

さなポン:そうですね。Facebook、LINE、インスタとかですか?

倉川:そうですね。それを日本語でSNSと言うんですけど、さなポン先生、SNSやってますか?使ってますか?

さなポン:もちろんですよ!なくてはならないものですよね。

倉川:本当に使ってますか?

さなポン:LINEは毎日使ってますよ。

倉川:LINEはそうですよね。でもLINEは友達と連絡する電話だけみたいな感じじゃないですか?メッセージと電話だけ?

さなポン:確かに。

倉川:そういうのじゃなくて、知らない人と知り合うためのSNSとか、以前の友達とか今の友達と写真をシェアしたりする?そういうタイプのSNSは使ってますか?

さなポン:全く使ってません。

倉川:世界でSNSはみんな使ってるので、SNS使っていない人結構少ないですよね?

さなポン:そうですよね。たぶん少数派。

倉川:そう、少数派でしょ?どうしてさなポン先生はSNSをあまり使ってないんですか?

さなポン:学生の時は使ってましたよ。

倉川:大学生まで?

さなポン:大学生の頃ですね。高校生だとミクシー覚えてますか?

倉川:それミクシーですか?ミクシーじゃなくて?

さなポン:ミクシーじゃない?

倉川:私たち高校生の時、日本でね。日本だけのSNSがありましたね。

さなポン:ミクシー。

倉川:ミクシー?どっち?私ずっとミクシーって言ってました。

さなポン:ほんと?

倉川:やってましたね。

さなポン:やってましたね。足跡つけられるんですよね。人のページに行くと、友達のページを見に行くと記録が残るんですよね。誰々が来ましたって。好きな人が来たとか。

倉川:いたんだ?好きな人がミクシーの中に。

さなポン:そういうのやってないけど、聞きました。

倉川:私たち高校生の時にめちゃくちゃ流行りましたよね?ミクシー。

さなポン:めちゃくちゃ流行りましたね。

倉川:何書いてました?日記を書いたり、写真アップしたり?するSNSだったかな?

さなポン:知ってるだけでやってないです。

倉川:やってないの?

さなポン:ごめんなさい。いまいち面白さがわからなかったです。

倉川:始めたけど面白さがわからなかったんだ。

さなポン:わからなかった。ルールもわかったけど、わかったけど何が楽しいんだろうって。

倉川:私あれめちゃくちゃ日記を書いてましたね。

さなポン:今日何があってみたいな。

倉川:それに友達、ミクシーの友達、マイミクシーだからマイミクですね。マイミクがコメントをくれるんですね。そんなことがあったんだとか、私も最近何々したよみたいな。それが楽しかったのと、あとチャットもできたんじゃないかな。ミクシーの中で知らない、ミクシーの友達マイミクとチャットができたんですね。同じ時間にリアルタイムでメッセージができて、すごい楽しかったなって。

さなポン:そういうのもできたんだ。知らなかったです。

倉川:私、高校生の時に一人ミクシーでできた彼女がいましたね。

さなポン:ミクシー内だけの?

倉川:いや違います。ミクシーで知り合って、今度ご飯食べに行こうよってなって、知り合った人と彼女になったことがありましたね。

さなポン:すごい。マッチングアプリじゃん。

倉川:そう。ミクシーにはいろんな思い出があるなっていう感じですね。

さなポン:そうなんだ。めっちゃ使ってるじゃん。

倉川:めっちゃ使ってました。クラスメイトと交換とかしなかった?

さなポン:全くしなかったです。

倉川:そうなんだ。

さなポン:本当にクラスのイケイケ?クラスのリーダーたち、女子と男子のリーダーたちがキラキラしてる人たちがやってるやつ。ミクシー。

倉川:キラキラしてない人はみんなミクシーをやってなかったんですね。

さなポン:やってなかったね。

倉川:逆に何をしてたんですか?その時。みんながミクシー日記を書いてる時。さなポン先生は何をしてたんですか?

さなポン:インターネットで。私はリアルで会うのが好きだったので、インターネットで遊んだことないです。

倉川:そうなんだ。

さなポン:原始人だよね。わかるんだよ。

倉川:そうなんだ。楽しかったけどね。

さなポン:そうなんだ。毎日楽しさがわからなかった。その時から。

倉川:もともとじゃSNSがあんまりあってなかったのかな?

さなポン:そうだわ。だから今もね、わからないことが多い。

倉川:今は日記を書くとか、最近撮った娘の写真を友達にシェアする、そういうSNSはやってないんですね。

さなポン:ないないないないない。

倉川:やりたくないですか?

さなポン:やりたくない。

倉川:どうして?

さなポン:怖くないですか? 一言、まず。

倉川:怖い。

さなポン:一言で言うと怖い。知らない人に見られてしまうし、自分の携帯の中にあった写真が誰かも見られて、例えばその写真をコピーして、私の知らないところへ行く可能性もありますよね。知らない人に見せている可能性。っていうのも考えると怖いなって思いますね。

倉川:自分が撮った写真とか、自分に関係ある写真がどこで誰に使われるかわからないから怖いということですね。

さなポン:このポッドキャストも同じですね。めっちゃ喋ってるけど。

倉川:これはね、全然使われてもいいけど。

さなポン:あとあれかな、大学生の頃はフェイスブックをやっていまして、結構いいねをもらうのが嬉しくて、もっとたくさんいいね欲しいなって思ってた時期もありましたね。

倉川:その時は何をアップしてたんですか?

さなポン:大学生だから、韓国に留学した時に、ここに行ったよ、旅行した時の写真とか、いいでしょ、みたいな。ちょっと自慢じゃないけど、素敵なことしてます、私、みたいな。

倉川:私たち大学生の頃のフェイスブックって、海外が好きな人のためのSNSみたいな感じじゃないですか。

さなポン:ありました、ありました。そうでしたよね。

倉川:だからフェイスブックに書くことって、大体海外旅行しましたとか、日本のどこどこの旅行に行きましたとか、そういう内容が多かったですよね、あの時は。

さなポン:旅行日記みたいな感じですね。

倉川:そうそう。旅行してない時は多分みんな何も書かない、フェイスブックに。

さなポン:うん。

倉川:みたいな感じでしたね。

さなポン:そうでしたね。日常はあまり写真を載せたりはしてなかったな。

倉川:あんまり今日このご飯、晩ご飯これです、みたいな写真をあげる人いなかったですね、フェイスブックは。

さなポン:いなかったね。やっぱ今で言う、映える写真ですか? が多かったような気がします。

倉川:そうだね。そっかそっか、さなポン先生はSNSをあまり使ってないですね。フェイスブックももう使ってないですか?

さなポン:もう使ってないですね。あるのかな、ページ、私の。

倉川:いつ頃から使わなくなったんですか?

さなポン:社会人になって、社会人5年目ぐらいかな。30代前、なる前ぐらいにもうちょっと疲れましたね。あ、もともと投稿、自分の写真を載せることをしなくなったのがもっと早いです。大学卒業するくらいかな。卒業したくらいでも投稿はしなくなりました。するのをやめました。

倉川:怖いから。

さなポン:もう疲れた。いいねとかもういらなくなりました。何か写真を見せたいっていう気持ちもなくなって、だけどフェイスブックで友達になった高校の友達とか、もう会えない友達とはつながっているので、見るだけで使ってましたね。それはずっと見るだけで使ってますね。

倉川:今も見ないのはどうして?以前の高校の友達の最近の様子とか、ちょっと気になりません?あの人元気かな?みたいな。何してるんだろう?みたいな。気にならないですか?

さなポン:多分ね、同じタイミングで投稿、写真を載せる人も減ったんですよね。だから広告が多くなったんですよ、だんだん。

倉川:分かる分かる、そうだよね。

さなポン:本当の友達の投稿がなくなって、数人いるんですよ。結構載せてる友達が。その投稿が、家族の写真、子供の写真とか、別に見たくないというか。

倉川:正直言うとね、確かにそうだね。

さなポン:結婚したとか、子供が生まれたとかは、あ、そうなんだ、おめでとう、みたいな感じで、いいねって押せるけど。日常の写真、家族の写真とかは、ちょっとごめんなさい、みたいな。

倉川:そうだね。

さなポン:それでもうやめたかな。

倉川:30代になると、みんな自分の家族の写真、めちゃくちゃアップしたくなりますよね、なぜか。

さなポン:そうなの?その気持ちも分からないんだよな。

倉川:私も子供いないし、結婚もしてないから、その気ちは分からないけど、どうしてなんでしょうね。

さなポン:結婚して子供が生まれたとしたら、倉川先生載せたくなりますか?

倉川:1枚、2枚は載せるんじゃない?結婚しましたとか、子供ができました。

さなポン:大事な時。


[スクリプトはここまでです。あとは自分の耳で聞きとってみましょう!]

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