23日、つーえーだぶりゅーが後楽園ホール大会を開催。団体史上初の生え抜き女子選手となる彩月悠叶(さつき・ゆうか)が笹村あやめとのタッグで、『極悪同盟』ダンプ松本&ZAPを相手にデビュー戦を迎えた。開始早々から場外戦でペースを握った極悪同盟は、ダンプが笹村の顔面に赤い毒霧を吹きつけると、彩月には竹刀攻撃から額にフォークを突き刺して流血に追い込む。息を吹き返した笹村の反撃から2人同時のドロップキックを繰り出すも、笹村のミサイルキックの誤爆から2人が分断されると、ダンプがラリアットからのボディープレスで彩月を圧殺した。 マイクを持ったダンプは「女2人しかいねぇんだよな。誰でも知ってるようになれよ。男に頼らずオマエらが頑張れよ!」とエールを贈ると、笑顔を見せた2人の頭を竹刀で叩いて一喝。フォークを刺したもののあまり血が出ていない彩月には「今度当たった時はハンパなく出すからな?」と鋭い視線でにらみつける。さらにダンプはつーえーだぶりゅーの十枝利樹会長に対し、「もっといっぱい入るように満杯になって立ち見が出るまで、今年中にやれよ。満杯ならなかったら丸坊主にする。こんなんでいいと思うなよ?」と通告。 バックステージで笹村は「基本、男子女子関係なく接しているタイプなので、あんまり“女子だから”とか思わないんですけど、女子が増えたら女子団体にも2人で上がることができるのはデカイなと思うので。もっともっと鍛え直して一緒に他団体に侵攻していけたらいいなと思います」とコメント。彩月は「練習してきたことが全然通用しなくて、もっともっと練習しないといけないなと思いました。もっともっと知ってもらって満員にしたい。笹村さんに憧れてつーえーだぶりゅーに入ったので、まずは笹村さんを超えれるように。いろんな団体に出ていろんなベルトを巻いて、つーえーだぶりゅーを大きくしていきたいと思います。プロレスを知らない人にも届けられるように、たくさん試合をして経験を積んで、満員の後楽園ホールでまたダンプさんと試合させて頂けたらと思います」と意気込みを語った。