19日、東京みやこ・後楽園ホールにてマリーゴールド『New Years Golden Garden 2025』が開催。桜井麻衣が因縁の野崎渚を下してマリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座(純白のベルト)の初防衛に成功した。 桜井は旧体制アクトレスガールズを経てスターダムに入団。当初はチャレンジマッチとして試合が組まれるなど半人前の扱いを受けていたが、中野たむやジュリアに師事して猛練習を重ねた結果、堂々とタイトルに絡んでいける選手に成長。スターダムでのキャリア終盤にはシングルトーナメントでなみいる強豪を抑えて準優勝を果たしたり、“貴婦人”キャラを確立し他業種コラボを実現したりとリング内外での実力を高めた。 マリーゴールド初のシングルリーグ戦『DREAM✴STAR GP』でも準優勝を果たして実力を示し、今月3日にはアクトレスでのデビュー戦を務めてもらった仲の青野未来を制して悲願の純白のベルト戴冠を果たした。 そんな桜井が強く意識するのは、フリーの野崎渚。 桜井と野崎には、マリーゴールドはたあげげ前にマリーゴールド勢がNOAHのリングに乗り込んでNOAH女子たちと抗争を展開した頃からの因縁がある。これまでは桜井が半ば一方的に野崎を敵視し、野崎は相手をしないような素振りを見せてきた。 しかし、桜井が純白のベルト戴冠後に迷わず野崎を初防衛戦の相手に指名すると、野崎もしっかりと桜井を標的として定めた様子。桜井が今まで1度も勝てていない野崎を相手取って防衛できるのかに焦点が当てられた試合だ。 戦前の記者会見では、桜井が20~30枚程度の庶民的な厚みの札束を取り出して「アンタさあ、こんな大金持ってないでしょ?」と札束ビンタ。 苛立った野崎が札束をはたき落とすと、桜井は「なにすんのよッ!!」と大慌てですっ飛んでいき、必死に散らばった万札をかき集めていくという金に目がくらんだ庶民のような振る舞いを見せる。野崎がこの様子を嘲笑したことでマネーゲームの規模がハイパーインフレ。いつの間にかベルトだけではなく互いに1,000万円をかけるという話に発展して行った。 野崎は適当な手書きのニセ札のようなものを持参したが、桜井は本物の紙幣で1,000万円を持参。桜井がベルトと1,000万円をかけるというオール・オア・ナッシングの王座戦が幕を開ける。