趣味としての学問

【33-4】利他に必要な自分が変わる可能性の余白。デヴィッド・グレーバーのブルシットジョブから考える仕事の本質と目的が失効するところでなされるケアの本質としてのうつわ的利他【利他とは何か】


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SYUMIGAKUの第33回目のシリーズでは、「⁠⁠『利他』とは何か (集英社新書) (伊藤 亜紗(編著) 中島 岳志 若松 英輔 國分 功一郎 磯崎 憲一郎, 2021)⁠⁠」について話しました。

本書は、利他と言われているものの本質を、5人の視点それぞれで分析していく過程を描いています。

本シリーズでは、第1章を担当されている 伊藤 亜紗 さんの「『うつわ』的利他 - ケアの現場から」に焦点を絞ってお話をしていきます。

ジャック・アタリやピーター・シンガーなどの現代の経済学者・哲学者の思想を受け継いだ合理的・効果的利他主義などの数値化による利他性の拡張から、そこに違和感をもち、ただ共感をベースにしたものではない、人間に本来備わる本来の利他性について、さまざまな事例を考察しながら深ぼっていきます。

台本などは、⁠⁠こちら⁠⁠ にまとめています。

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趣味としての学問By SYUMIGAKU