本編内にあった「専業主婦率」については2025年の「労働力調査」において、女性の25~34歳の年齢階級において就業率は、85.7%となっており、最も多く見積もっても専業主婦は14.3%となっていました。
(実際には配偶者がいなかったり、単に就業していない場合や完全失業状態など、主婦以外の理由で就業していない人もいるため、これよりも専業主婦をやっている人は少ないはずです。)
少子高齢化、子育て・介護などの負荷の高まり、若者と高齢者をはじめとした単身世帯の増加、地域交流の減少…などを踏まえて、かつてのサザエさん的「あたたかな家庭」やそれを取り囲む地域社会が壊れてしまったという言説を耳にすることがあります。
このような言説がどのくらい本当なのか?今後はどうなっていくのか?を考える上で、今回の家族社会学は興味深い示唆をたくさん提供してくれています。
家族社会学の代表的研究者の一人である落合恵美子は、日本の家族のあり方がどう変わってきたのか?という問いを歴史社会学的な視点を中心に分析しています。
21世紀家族へ(落合 恵美子 有斐閣 1994(初版))
近代家族とフェミニズム (落合 恵美子 勁草書房 1989(初版))