翻訳文学試食会

#35 ミラン・クンデラ「誰も笑いはしない」〜どうでもいいことと、譲れないこと


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【この作品が入っている本】ミラン・クンデラ『微笑を誘う愛の物語』(西永良成ほか訳、集英社、1992年)


【作家のプロフィール】1929年チェコスロヴァキアのブルノ生まれ。52年、プラハの音楽芸術大学映画学部を卒業。この頃から、詩を発表し始め、評論、戯曲にも手を染めている。60年代に入ると小説を書き始める。68年のソ連のチェコへの軍事介入とその後の粛清により、チェコ語での作品発表の機会と大学助教授の職を失い、すべての著作はチェコ国内で発禁となる。75年フランス・レンヌ大学に客員教授として赴任。79年には、チェコ市民権剥奪。81年フランスの市民権獲得。89年チェコのビロード革命後、母国での出版も許された。(本書の著者略歴より)


【今回のトピック】

・誰かにとって大事なことは、ほかの誰かにとってどうでもいいこと

・若いころはわからなかったクンデラ

・社会主義下の不条理と回転寿司問題


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翻訳文学試食会By 翻訳文学試食会実行委員会