くらしのはなし

#37 見てる景色はこんなに違う(俵万智「サラダ記念日」を読んで) #くらしのはなし


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今回のテーマは、俵万智『サラダ記念日』を読んでの感想会。


それぞれ5首ずつ好きな短歌を選び、感想を語り合いました。


「寒いね」と声をかけるあたたかさ、ふとよみがえる砂場の記憶、階段で見上げた母の機嫌…。

同じ一首を読んでも、見えてくる景色はまったく違う。


“わかる”と思った瞬間に生まれるズレ、ことばの余白、そして共感と誤解のあいだにあるもの。

短歌を入り口に、「見ている世界の違い」について、じっくり語り合いました。


・『サラダ記念日』との出会いと、三者三様の初読感想

・自分と違う感想に出会って、歌の新しい景色が見えてくる

 ― 同じ歌を読んでいても見える風景が違う。それを持ち寄ることの豊かさ。

・「こんなふうに思っていいんだ」――俵万智の短歌がくれた気づき

・「わかる」と思ったその瞬間に、実は“誤読”が始まっているかもしれない

世界を“どう見てるか”の違いが会話からにじむ、3人の視点の交差点

 ― 同じ本を読んでも“響く場所”が違う。気づきとずれが、話を深くする。

 ― 感情移入と読解のズレ。それでも短歌が許してくれる自由さについて。

・“わかる”と“わかりたい”の違い、そして「誤読」が許される読書体験

・誰かの表現が、自分の中の感情を言語化してくれる瞬間

・「気持ちの解像度」が高いってどういうこと?自分の言葉を持つということ

・短歌に詠まれた「微妙な温度差」から考える、人間関係の距離感

・伝えることの難しさと、「正確に伝える」よりも「余白をもたせる」豊かさ


#くらしのはなし

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