ドリアン助川 ECHO WORDS

#39 ナイス実存(4)パンダの場合


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いよいよ『動物哲学物語 ナイス実存』の刊行週となりました。6月26日の発売です。


今回は、表紙にもなっているジャイアントパンダの物語を朗読します。

口を開けば鋭い牙もあるパンダ。

れっきとした熊やんなのに、なんで竹や笹ばかり食べているの?

いつもからかいに来る野うさぎを追いかけて崖から落ちてしまったパンダの少年。

彼が夢うつつで見ることになった巨大な生命樹とは何か?



あらゆる生命が網の目のように関係し合い、命の循環においてみんな役割を持って生きているという捉え方は、「ザ・センス・オブ・ワンダー」「沈黙の春」などでレイチェル・カーソンが明確に提唱し、文明と自然に対する20世紀半ばの常識を大きく揺り動かしました。


パンダもまた、生命樹のある分岐点において大いなる選択をした(あるいはせざるをえなかった)生きものです。

レイチェル・カーソンが説くところの自然のあり方と、パンダの運命を絡めて話したのですが、なんとなんと! 編集時に、その部分をうっかりカットしてしまいました。


よって、今回はちょっと話が繋がらない構成になっています。

パンダが竹を食べるしかない状態に追い込まれたこと。

それでも自然は全体として、途切れることなく続いてきたのだということ。

破壊してしまうのだとすれば、それは人間の文明であること。

そのあたりを想像して行間を繋いでくだされば、なんとか聴けると思います。


編集時のカットしすぎ。とほほ、です。

ごめんなさいね。

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