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「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① 5分くらいで日本の文化や日常生活、日本語の文法や単語について簡単に説明します。② 中級者から上級者まで、特にJLPT N3くらいをがんばっている人に役立ちます。③ 短い時間で効果的に学べるので、忙しい人にもぴったりです。聞いてみてください♪
“Dive into Japanese in just 5 minutes” is a podcast for people learning Japanese.
① Each episode provides a brief and easy-to-understand explanation of Japanese culture, daily life, grammar, and vocabulary in about 5 minutes.② It is useful for intermediate to advanced learners. Especially helpful for those aiming for JLPT N3 level.③ Perfect for busy people who want to learn effectively in a short amount of time. Give it a listen!
【Kindle】https://jpnteachermiwa.my.canva.site/kindle
『読解「Dive into Japanese in just 5 minutes/5分でわかる日本語」with English transcripts for lower to upper intermediate learners』『読解「5分鐘搞懂日語/5分でわかる日本語」中級篇,附繁體中文翻譯』
『Beauty and the Beast/美女と野獣』『Aladdin and the Enchanted Lamp/アラジンと不思議なランプ』『The Little Mermaid/人魚姫』
【台本/Script】
「油」と聞いたら、どんなことを想像しますか?料理に使うものを想像する人が多いかもしれません。でも、日本語には、この「油」を使ったおもしろい表現がいくつもあります。今日は、「油を売る」「油を絞(しぼ)る」「火に油を注ぐ」「水と油」という4つの表現をご紹介します。どれも「油」という言葉が入っていますが、料理の油とはちがいます。「なぜこの意味になったのか?」を知ると、もっと覚えやすくなりますよ。
こんにちは。今日は8月24日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。
まずは「油を売る」です。これは、仕事中にむだ話をして、休むことです。たとえば、「アルバイト中に友だちと油を売って、先輩に注意された」というように使います。
この表現は、昔の油屋さんからきています。油を売る油屋さんは、お客さんが持ってきた箱に油を移していました。でも、油はゆっくりしか動かないので、移すのに時間がかかりました。その間、油屋さんはお客さんと話をして、待ってもらっていました。だから、「油を売る」は、おしゃべりをしながら時間を過ごす。そして、仕事中にむだ話をして休むという意味になりました。
次は「油を絞る」です。これは、なまけたり、まちがえたりした人を、強くしかることです。「部長に油を絞られた」「お父さんに油を絞られた」のように使います。つまり、「ひどく怒られた」という意味です。「絞る」というのは、手や道具を使って、物を強くにぎるようなことです。油は、豆などを絞って取ります。そのとき、とても強い力で押します。そこから、「油を絞る」は、人を強くしかるという意味になりました。
3つ目は「火に油を注ぐ」です。これは、すでに怒っている人がいたり、問題があるときに、さらに悪くなるようなことをすることです。たとえば、けんかをしている人に、さらに悪いことを言って、もっと怒らせてしまうようなときに使います。「注ぐ」とは、飲み物などを入れるという意味です。火に油を注いだら、火がもっと大きくなりますよね。それと同じで、問題がもっと大きくなってしまうという意味です。
最後は「水と油」です。これは、性格や考え方がまったく合わないことを言います。「あの2人は水と油だから、一緒に仕事をさせないほうがいいよ」というように使います。水と油を同じコップに入れると、ひとつにならずに、上と下に分かれてしまいますよね。そこから、人と人との「合わない関係」を表すことばになりました。
今日は、「油を売る」「油を絞る」「火に油を注ぐ」「水と油」という4つの表現をご紹介しました。なぜその意味になったのかを知ると、もっと覚えやすくなりますね。
では、ここで問題です!
「火に油を注ぐ」は、どんなときに使いますか?
1. 怒っている人をもっと怒らせたとき
2. 友だちとけんかをしたとき
3. 子どもを強くしかったとき
もう一度、問題を言います。答えは「1. 怒っている人をもっと怒らせたとき」です。
今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。毎週日曜日日本時間夜9時30分からYouTube Liveもしています。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね!
【自己紹介】
こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!
【X】
https://x.com/JPNteacherMiwa
🌸100:100回目記念!みわの自己紹介〈日本語聴解Japanese Podcast〉
https://youtu.be/srnQt8sYc4E
#日本語 #聴解 #japanesepodcast
By みわ@日本語の先生「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① 5分くらいで日本の文化や日常生活、日本語の文法や単語について簡単に説明します。② 中級者から上級者まで、特にJLPT N3くらいをがんばっている人に役立ちます。③ 短い時間で効果的に学べるので、忙しい人にもぴったりです。聞いてみてください♪
“Dive into Japanese in just 5 minutes” is a podcast for people learning Japanese.
① Each episode provides a brief and easy-to-understand explanation of Japanese culture, daily life, grammar, and vocabulary in about 5 minutes.② It is useful for intermediate to advanced learners. Especially helpful for those aiming for JLPT N3 level.③ Perfect for busy people who want to learn effectively in a short amount of time. Give it a listen!
【Kindle】https://jpnteachermiwa.my.canva.site/kindle
『読解「Dive into Japanese in just 5 minutes/5分でわかる日本語」with English transcripts for lower to upper intermediate learners』『読解「5分鐘搞懂日語/5分でわかる日本語」中級篇,附繁體中文翻譯』
『Beauty and the Beast/美女と野獣』『Aladdin and the Enchanted Lamp/アラジンと不思議なランプ』『The Little Mermaid/人魚姫』
【台本/Script】
「油」と聞いたら、どんなことを想像しますか?料理に使うものを想像する人が多いかもしれません。でも、日本語には、この「油」を使ったおもしろい表現がいくつもあります。今日は、「油を売る」「油を絞(しぼ)る」「火に油を注ぐ」「水と油」という4つの表現をご紹介します。どれも「油」という言葉が入っていますが、料理の油とはちがいます。「なぜこの意味になったのか?」を知ると、もっと覚えやすくなりますよ。
こんにちは。今日は8月24日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。
まずは「油を売る」です。これは、仕事中にむだ話をして、休むことです。たとえば、「アルバイト中に友だちと油を売って、先輩に注意された」というように使います。
この表現は、昔の油屋さんからきています。油を売る油屋さんは、お客さんが持ってきた箱に油を移していました。でも、油はゆっくりしか動かないので、移すのに時間がかかりました。その間、油屋さんはお客さんと話をして、待ってもらっていました。だから、「油を売る」は、おしゃべりをしながら時間を過ごす。そして、仕事中にむだ話をして休むという意味になりました。
次は「油を絞る」です。これは、なまけたり、まちがえたりした人を、強くしかることです。「部長に油を絞られた」「お父さんに油を絞られた」のように使います。つまり、「ひどく怒られた」という意味です。「絞る」というのは、手や道具を使って、物を強くにぎるようなことです。油は、豆などを絞って取ります。そのとき、とても強い力で押します。そこから、「油を絞る」は、人を強くしかるという意味になりました。
3つ目は「火に油を注ぐ」です。これは、すでに怒っている人がいたり、問題があるときに、さらに悪くなるようなことをすることです。たとえば、けんかをしている人に、さらに悪いことを言って、もっと怒らせてしまうようなときに使います。「注ぐ」とは、飲み物などを入れるという意味です。火に油を注いだら、火がもっと大きくなりますよね。それと同じで、問題がもっと大きくなってしまうという意味です。
最後は「水と油」です。これは、性格や考え方がまったく合わないことを言います。「あの2人は水と油だから、一緒に仕事をさせないほうがいいよ」というように使います。水と油を同じコップに入れると、ひとつにならずに、上と下に分かれてしまいますよね。そこから、人と人との「合わない関係」を表すことばになりました。
今日は、「油を売る」「油を絞る」「火に油を注ぐ」「水と油」という4つの表現をご紹介しました。なぜその意味になったのかを知ると、もっと覚えやすくなりますね。
では、ここで問題です!
「火に油を注ぐ」は、どんなときに使いますか?
1. 怒っている人をもっと怒らせたとき
2. 友だちとけんかをしたとき
3. 子どもを強くしかったとき
もう一度、問題を言います。答えは「1. 怒っている人をもっと怒らせたとき」です。
今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。毎週日曜日日本時間夜9時30分からYouTube Liveもしています。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね!
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こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!
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🌸100:100回目記念!みわの自己紹介〈日本語聴解Japanese Podcast〉
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#日本語 #聴解 #japanesepodcast