「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① 5分くらいで日本の文化や日常生活、日本語の文法や単語について簡単に説明します。② 中級者から上級者まで、特にJLPT N3くらいをがんばっている人に役立ちます。③ 短い時間で効果的に学べるので、忙しい人にもぴったりです。聞いてみてください♪
“Dive into Japanese in just 5 minutes” is a podcast for people learning Japanese.
① Each episode provides a brief and easy-to-understand explanation of Japanese culture, daily life, grammar, and vocabulary in about 5 minutes.② It is useful for intermediate to advanced learners. Especially helpful for those aiming for JLPT N3 level.③ Perfect for busy people who want to learn effectively in a short amount of time. Give it a listen!
【Kindle】https://jpnteachermiwa.my.canva.site/kindle
『読解「Dive into Japanese in just 5 minutes/5分でわかる日本語」with English transcripts for lower to upper intermediate learners』『読解「5分鐘搞懂日語/5分でわかる日本語」中級篇,附繁體中文翻譯』
『Beauty and the Beast/美女と野獣』『Aladdin and the Enchanted Lamp/アラジンと不思議なランプ』『The Little Mermaid/人魚姫』
【台本/Script】
今日は、「〜にくい」と「〜づらい」という言葉のちがいについてお話しします。「読みにくい」や「話しづらい」など、どちらも「何かをするのが難しい」という意味がありますが、実は使い方に少しちがいがあります。日本語をもっと自然に話せるようになるために、このちがいを理解しておきましょう。
こんにちは。今日は8月19日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。
では、さっそく「〜にくい」から説明していきましょう。「〜にくい」は、周りの状況のせいで、何かをするのが大変というときに使います。たとえば、「この字は小さくて読みにくい」と言うと、字が小さいから読めなくて大変だということです。ほかにも、「この靴は歩きにくい」と言えば、靴が足に合っていなくて、歩くのが大変だということです。このように、「〜にくい」は、自分の気持ちではなく、周りの状況が原因で、うまくできないときに使います。
では、次に「〜づらい」を説明します。「〜づらい」は、自分の気持ちが理由で、何かをするのが難しいときに使います。たとえば、「本当のことは話しづらい」と言うと、「うそはつきたくないけど、本当のことを言うのもこわいし、恥ずかしい」というように、心の中にある気持ちのせいで、うまく話せないという意味になります。もう一つの例では、「先生にお願いするのは頼みづらい」と言えば、「先生が忙しそうだから、話すことができない」と感じています。このように、「〜づらい」は、周りの状況ではなく、自分の気持ちが原因で、行動をすることが難しいときに使います。
では、ちがいを比べてみましょう。「電話しにくい」と「電話しづらい」、どちらも「電話をするのが難しい」という意味ですが、どんなちがいがあるのでしょうか?
「インターネットがとても弱いので、電話しにくいです」と言うと、ネットの状態がよくないために、声が聞こえなかったり、すぐに電話が切れてしまったりして、電話をするのが大変だということです。外の状況が原因でうまくできません。
一方、「知らない人には電話しづらいです」と言うと、自分の気持ちが原因です。こわい、恥ずかしいなど、気持ちの面で電話をするのができないということですね。
このように、「〜にくい」は周りの環境や状況が原因、「〜づらい」は心が原因で、何かをするのが難しいときに使います。でも、実際の会話では、あまり気にしなくても大丈夫です。どちらの言い方でも大きな間違いにはなりません。少しずつ使いながら慣れていきましょう。
では、ここで問題です!
「〜にくい」と「〜づらい」の説明で、正しいのはどれでしょうか?
1. 「〜にくい」は、自分の気持ちが原因で、何かをするのが大変。
2. 「〜づらい」は、体の調子が悪くて、行動が難しい。
3. 「〜にくい」は、外の状況が原因で、何かをするのが大変。
もう一度、問題を言います。答えは「3. 『〜にくい』は、外の状況が原因で、何かをするのが大変。」です。
今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。毎週日曜日日本時間夜9時30分からYouTube Liveもしています。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね!
【自己紹介】
こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!
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