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教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第41回目は古代ローマの歴史「3世紀の危機」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇基本文
193年属州民出身の軍人セプティミウス=セウェルスが即位する。212年、彼の子であるカラカラ帝は帝国内の全自由民にローマ市民権を与えた。
3世紀になるとササン朝やゲルマン人の侵入が相次ぎ、ローマ帝国は危機的な状況に陥っていた。軍事費を維持するために貨幣の質を落とし、都市への課税を繰り返していた。経済活動は低下、疫病の流行も重なり帝国を支えていた都市が衰退する。
3世紀半ばには軍隊の推挙により皇帝が選出される軍人皇帝の時代となる。経済活動の低下、治安の悪化、外敵の侵入など混乱が続くなかで、市民軍は傭兵中心の軍隊に、ラティフンディアはコロヌス(小作人)を労働力とするコロナトゥスへ移行した。
By クロノ教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第41回目は古代ローマの歴史「3世紀の危機」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇基本文
193年属州民出身の軍人セプティミウス=セウェルスが即位する。212年、彼の子であるカラカラ帝は帝国内の全自由民にローマ市民権を与えた。
3世紀になるとササン朝やゲルマン人の侵入が相次ぎ、ローマ帝国は危機的な状況に陥っていた。軍事費を維持するために貨幣の質を落とし、都市への課税を繰り返していた。経済活動は低下、疫病の流行も重なり帝国を支えていた都市が衰退する。
3世紀半ばには軍隊の推挙により皇帝が選出される軍人皇帝の時代となる。経済活動の低下、治安の悪化、外敵の侵入など混乱が続くなかで、市民軍は傭兵中心の軍隊に、ラティフンディアはコロヌス(小作人)を労働力とするコロナトゥスへ移行した。