流れのほとりに

4つのBe動詞と叫び声(マタイの福音書14章22節~33節)


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メインポイント:イエスがどんな方なのかを知り、信頼する事が嵐の中での平安の鍵

I. 文脈

A. マタイ13:53から16:20はイエス様のアイデンティティーがテーマ

B. 直前の5パン2魚の箇所ではイエスのメシヤとしてのアイデンティティーが示された

C. イエスのアイデンティティがテーマであるこの文脈の中にある今日の箇所にはイエスを指すbe動詞(“This is a pen”の”is”の部分)が含まれたセリフが4回も出てくる。これは偶然ではない。

II. 叫び声2つとbe動詞4つ
A. 予想してなかった状況の中での叫び声(vv22-27)

1. be動詞その1:「あれは(It is a ghost)

予想していなかった嵐の中でイエスが自分達に危害を加えようとしている存在と勘違いした弟子達。
2. be動詞その2「わたしだ(I AM)(14:27)
a)  しっかりしなさい(勇気を出しなさい)という何かを始める命令と「恐れるな」という何かをやめる命令にはさまれた「わたしだ」(be動詞)のサンドイッチ

b)  二つ目のbe動詞「わたしだ」の重要性

(1)  出エジプト3:14に出てくる神様の固有名詞「わたしは『わたしはある』という者である。」のギリシャ語訳。
(2)  マタイ8-9に記録されている10の奇跡を通してイエスが病を癒し、自然を支配し、悪霊を従え、罪を赦す権威があり、私たちへの愛の心(8:3)も持っておられる方と弟子達は学んできた。
予想してなかった嵐の中で、その嵐も含め全てを支配しておられる方がどんな方かを知る/確認する事が平安に繋がる。

B. 「この一歩は踏み出すべきじゃなかったかも」という状況での叫び声(vv28-33)

1. be動詞その3:「あなたでしたら(Since/if it is you...)
a) イエスがどんな方なのかを思い起こしたペテロの信仰の応答—実際に水の上を歩いた。
b) 「強風を見て怖くなり」イエスから目をそらし、周りの状況に目を留めて危険を感じ、沈みかける。

c) 「主よ、助けてください」という叫びをあげた。恐れの叫びから祈りの叫びに変わっている

2. be動詞その4:「あなたは(You are)

a)  あえてペテロを掴むイエスのあわれみ。
b)  優しい叱責ーなぜあなたが疑った(心が二つに別れてしまった)のか考えてごらんなさい。
c)  静まった嵐とペテロの歩みを見ていた弟子達の信仰告白
イエスから目をそらし、状況に気を取られ沈みかけたとしても、主は私たちを優しくひきあげてくださり、私たちは、それを見ている兄弟姉妹と共に主がどんなお方かをさらに知ることができる。

III. 適用
A. 今、あなたにとって、恐れの原因となっている状況はどんな物ですか?

B. その中で吟味し、確認し、信じるべき神様のご性質はなんですか?

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流れのほとりにBy キリスト教たんぽぽ教会


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