アイヌ民族の食文化は世界のどこにもない、Only Oneのものです。アイヌ語では、乾し魚をサッチェプ、 煮込み汁をオハウと呼びます。代表的なアイヌ民族の料理には、サケやシカを凍らせて薄く切って食べる「ルイベ」やサケの内臓の塩漬け「メフン」、 サケの骨を使ったタタキ料理 「チタタプ」、アワ・ヒエといった雑穀を使った団子「シト」、オオウバユリを使った「トレプシト」などがあります。しかし、主食にあたるものがありません。今回は、アイヌ料理研究家で、アイヌ女性会議「メノコモシモシ」代表の多原良子さんに「アイヌ民族の食文化」ついて伺いました。